旅行する時には必ず編み物を持っていきます。何か編んでいないと指が落ち着きません。そのうちに指がブルブルしてくるのではないかと心配です。
キャンピングカーでご主人とあちらこちらに旅行している友人がいます。彼女が先日こう言いました。
「自分のための編み物キットを作ったの」
「?」というと
「編みたいパターンと毛糸、それから針、メモを入れてジップロックに入れると自分用のキットができあがるのよ。出発する前にキットを2、3個作って持っていくと一つに飽きても別のが編めるし、近くに毛糸屋さんがなくてもあわてなくてすむでしょう?」
「なるほど!」と言っても今までも似たようなことはしてきたはず。それでは何が違うか。キットとしてひとまとめにして袋に入れておけば針を使いまわしたりパターンを入れたフォルダーが何処かに行ってしまったとかという事件は起きないところが大違い。
それを聞いていたもう一人の友人が、
「そうなのよ。私も明日から旅行に行くのだけれど、手軽に編めるものが今ないからどうしようと思っていたの。家に帰ったらそこそこシンプルなパターンを探して毛糸を巻いて針もすべてまとめて何かの袋に入れて行こうっと。手元に編み物がないと不安よね」
みんな考えていることは同じなんですね。旅先ですからあまり複雑なもの、大きいものは持ち歩きたくないから、簡単で小さいものがいいですね。
簡単で小さいもので思い出しました。フィンガレミットを編んだこと。
かわいいんですよ。これがまた。なんて自画自賛。
使った毛糸は Knitted Wit パターンは Emilee Dee Mitts これもフリーパターンです。違った太さ2種の数字ももらえます。DKの糸を使ったので少ない方の数字を使いました。袖口の長さは自分で調整できますし、指がどれくらい隠れるかも自分の好みに合わせられるのがいいですね。また、この毛糸は発色がとてもきれい。(日本で使うのはもしかしたらためらわれるかもしれないくらいのはっきりとした色合いです)
違った色でも編み始めてしまいました。
別々の色のミトンをはめるのも実はかわいいかもしれませんよ。