何かを作る楽しみは大切に

旅行すること、美味しいものを食べること、素敵な洋服を買うことなど人生、楽しいことはたくさんありますが、そうはいっても格別なことは何かを作ること。

何かを作るとそのプロセスを楽しめます。そしてまた、できあがったものを見たり、使ったり、身につけたりという楽しみもありますよね。もし、どなたかが「それいいわね。私にも作ってくれない?」とか「いいなぁ、私も欲しいわ」と心から言ってくれたらもっともっと楽しい。

押し付けになるのは困るし、かといってあまりずうずうしいお願いにはお答えできないのでそのあたりのバランスがむずかしいですね。でも、自分が作ってよかったもの、便利なものは友人たちにも使ってもらいたいと思うのは人の心。これは変えられません。

美味しい料理を作った時に誰かに「おいしいわぁ〜」といわれたら作った甲斐もあるというものですよね。音楽を聴いた時も、絵を見た時も、本を読んだ時の感動も同じ。だって、どなたかが楽器を弾いたり筆を持たなかったらそういうものは実在しないわけですから。

上手、下手に関わらず、自分が好きで何かを作り出すことができるということはすごい。そう思いませんか? もしかしたら自己満足かもしれません。でも、いいじゃないですか。自分が楽しくやっているのですから。あ、ほかの人に迷惑はいけません。グレーゾーンでもありますがね。

何か始めたい、やってみたいという方、ぜひ、勇気を出して何かを試してみてください。あまり自分の好みに合わないとか、性格上ムリかな、と思ったら別のものを探せばいいですからね。

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自分が好きな趣味

この歳になって思うこと「自分が好きな趣味に出会えて本当に良かった」

趣味ですから自分が好きなことと思いますが、中には、

「お友達がやっているから」とか

「今、この趣味が流行っているから」という理由でなんとなくそれを趣味にしている方も少なくないようです。

幼稚園のママ友とか、職場でのお付き合いで始めてみてそれが好きになれればそれはラッキーですよね。でも、そのグループが楽しいものだからやっていることは今ひとつだけれどそこから抜けたくない、というのはちょっと悲しいです。その気持ちはわかりますけれどね。

他に、材料を買ってしまったとか、先生も良い人だから、と思い当たる理由ありませんか?

ただ、長く続けていくためには「やっていることが好きである」というのはとても大切なこと。好きだから長くやり続けられる、ということだと思います。

なんて言ってみたものの、やっていることよりもまわりの人とのお付き合いの方が大切だからという方もいらっしゃるんですよね。もしかして私のよけいなおせっかいかな?

自分が好きなことは一人でもやりますし、お勉強だって苦になりません。そこなんですよ。一人でどれだけ楽しめるか? グループでやってももちろん楽しいけれど、一人で集中してするのはこれまた楽し。

やっぱり、自分が好きな趣味をぜひさがしましょうよ。見つかりそうでなかなか見つからないのが趣味のようですよ。

防空壕の中で習った編み物

昨日、たまたま82歳の女性とご一緒する機会がありました。お話しするうちに、彼女も編み物が大好きということで意気投合。いろいろなお話しをするうちに、彼女が編み物をするきっかけについて伺ったのですが、それが、第2時世界大戦の時だっとおっしゃるのです。

サイレンが鳴り響き、防空壕に駆け込んだ時、暗い中で習ったのが編み物だったそうです。

じっと空爆が過ぎるのを待つ間、強い気持ちを押さえる意味もあったのでしょうし、まだまだ若い女の子達のほんの一瞬の楽しみだったのかもしれませんね。その姿を想像するだけでもドキドキしてしまいます。だって、死と隣り合わせなのですもの。

彼女曰く、それから子育てやらなんやらで忙しい日が続いたけれど、それも終わって時間がたっぷり余っている今は編み物に夢中。毎日毎日、編み針を動かしているそうです。

防空壕の中ではおもにミトンを編んだけれど、今ではベストです。ご主人は着てくれないけれど来てくれるというお友達に差し上げているそうですよ。

そして、今は、洋裁に興味があって誰か教えてくれる人いないかしら? とやる気満々の82歳でした。やりたいことがある姿は何歳になっても美しい。

無理に使わなくてもいい

編み物、パッチワーク、洋裁、ビーズ、いろいろ手作りの趣味をお持ちの方はついつい買い込んでしまって、材料の在庫が山積みになるなんていう経験ありませんか? 買った時は絶対にこれが欲しい! とか、⚪️⚪️を作るために買っておこうなんててにとったものの時間が経つにつれて忘れてしまったり… よくあることですよね。

お金をかけて買ったのだから、使わないなんてもったいない、申し訳ない、と思うことがよくあって引っ越すたびに一緒に移動してきたものたちですが、いろいろ考えておそらく編まないであろう糸たちは寄付することにしました。自分が抱えていて使わないなら、誰かに使ってもらった方がいいに決まっていますし、楽しくなく編み物をするのは何か間違っているように思うんです。

どの毛糸とサヨナラができるかわかりません。でも、少し減らそうと思います。そうしないと私に何かがあったときに子供達が愕然としそうですから(笑)

そんなことを考えていたら、今日、つねに一つのものしか編まない友人に言われました。

「あなたが、幾つものプロジェクトを抱えているという話を聞いて、考えたのよ。それも悪くないなって。今まで、一つのものが終わるまで次のものは始めない、と決めていたから誰かが編んでいたものがどんなに素敵であってもそれを始めることはしなかったのよね。でも、それじゃ、せっかくの編み物会の楽しみを私は味わっていないな、と思ったのよね。だから、一つとは決めないで「あれステキ!」と思ったらやり始めてみようと思うの。必ずしも編み始めたものが全部気にいるとは限らないじゃない。苦痛になっている時だってないわけじゃないんだもの」

いいこと言うじゃない。と思った私は

「プロジェクトバッグが必要よ。それぞれの編みかけのものをちゃんと巾着袋にしまっておかなくちゃね。パターンと一緒に」と言っておきました。そうしないとわけわからなくなりますからね。

そう、人生、楽しめる時に楽しむのがいいんですよ。自分に「こうあるべきだ」と課すのはもうやめましょう。

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編み物仲間と小旅行

ポートランドまでの列車の旅を計画していました。ところがです、ここのところの大雨が影響して線路の途中で土砂崩れが起こり、電車は通行止め。バスで人々を輸送する予定があり、そのバスがシアトルに来るのは夜の6時。私たちは朝の9時にそれを知りました。バスが6時定刻にくるとは想像できずまた、来たとしても定員以上の人が待っているかもしれないし、どうしよう。

すると、仲間の一人が 「車で行こう。私が運転する」 すると、もう一人が「道は私に任せて」と、あれよあれよという間に車に荷物が積み込まれ私たちも同じように車内に乗り込み、出発。ハイウェイを通ると混むから裏道から行くからね。という言葉に後ろに乗っている私たち3人は「はーい」

約1時間半走ったっところで一人が、

「近くに毛糸屋さんがあるのだけれど、寄っていかない?」

編み物仲間ですよ。反対する人なんていません。みんな、編み物の手を休めて、毛糸屋さんの看板を目をさらにして探します。「あった。その先左」と声が飛ぶやら「あの対向車が行ったら左ね」と皆の心は毛糸屋さんへ。

なかなか素敵な毛糸屋さんにみんな感激。アレヤコレヤ買い込んでいるうちにあっという間に1時間。これはいけない。先に進まなくては。と皆で乗り込んで旅行が続きます。

途中で大雨に降られたりしましたが、賑やかに、穏やかに、楽しく、ポートランドまで5時間かけてやって来たのでした。

部屋に入って休んだのもつかの間、「ホテルの近所の毛糸屋さんいかない?」 という連絡がまわり、おそらくうたた寝をしていただろう一人を除いて皆で出発。まぁ、みんなエネルギッシュです。

同じ趣味を共有する友人との旅行は楽しいですね。明日は一体どんなことになるのやら。

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“A beautiful Shawl!”が挨拶

まぁ、素敵なショールを身につけている、可愛い帽子をかぶっている人、手が込んだジャケットを着ている人、とにかく見ていて目の保養となったMadrona Fiber Arts でした。

“What a beautiful shawl that you are wearing!”
“What is the pattern?”
“Which yarn did you use?”

などなど編み物を愛する人たちの “Hello!”, “How are you?” にとってかわった挨拶となりました。

これらの言葉であっという間に話が始まり、いろいろな方向へと話が発展していきました。

自分が編んだことがあるものでも全く違った色合いとか、糸の太さで編まれたものではまるで自分が使ったパターンとは思えない出来上がりになります。

また、すごく素敵なショールをしている人にパターンの名前を聞いて後で調べてみたら、ずっと前に自分が編もうとしていたのにすっかり忘れていたパターンだったなんてこともありました。

「あらあら、編みたいものがたくさんあるものだからつい忘れちゃうのよね」と同じ経験をしている人たちは笑います。

そんな会話をしているときに、ソックスの話になりました。ソックスは小さいから旅行に持っていくのはぴったりのプロジェクトです。しかし、同席していた女性が真面目な顔して

「私の主人の足はサイズが30なのよ。とても編む気にはなれないわ」

これには大爆笑。日本人の男性は大きくても26か27ですものね。それでも男性のソックスを編むには時間がかかるというのにサイズが30なんて。

それにしてもみんなの編み物に対する執念というのはすごいものがありました。楽しかったですよ。そういう人たちに囲まれていた数日は。

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ゲージと選ぶ毛糸

セーターなど、首から入って袖を通してお腹を隠してという目的がある衣類はちゃんとゲージをとってスワッチをしないと「やっとできたぁ〜」という達成感から一挙に「え〜、これ、ゆるすぎる」「小さすぎる」「丈が短い」などなど、落胆のどん底へと転がりこむ可能性が大です。

しかし、ショール、カウルなど、まぁ、少し大きくてもなんとかなるわ、という類のものはそこまでゲージにこだわる必要はないと思ってます。

たとえば、ショールのパターンのゲージがサイズ4の針で10センチ20目としますよね。自分が持っている糸はサイズ4で10センチ22目のゲージとなってしまった。さて、どうしよう? と悩みます。ショールですから、そこまでゲージにこだわることはありません。針を1サイズ上にしてサイズ5で編むと20目になるかもしれませんから、これは一つの解決法です。

ここでですね、パターンの写真を見たり、他の人の作品をパラパラ観察して「自分はもう少しふんわり感があるショールの方がいいかしら?」と思うかもしれないですよね。こうなるとますます針のサイズを一つ上にしたくなります。

逆に、他の人たちの出来上がりのショールが「うーん、ゆるゆるしていて私の好みじゃないわ」と思ったら、ゲージ22目でも、もしかしたらサイズ4のままで続行するのがいいかもしれません。

ゲージのゆるさだけならいいんです。さらに、「ドレープがあるショールにしたいわ」となると、これまた違ってきます。たちかにゆるめに編んだ方がふんわり感は出ます。でも、ふんわりしているからドレープ感があるとは限りません。ゆるく編めば重さで引っ張られるでしょうが、それとドレープ感、肩を優しく包んでくれる感触とは同じではありません。

ゲージがぴったりだったたとしても、自分が想像している出来上がり感を出してくれるのはやはり毛糸の素材なんですよ。アルパカはとてもきれいなドレープを見せてくれます。ウール100%でも、紡ぎ方、羊さんの種類によっては出来上がりの質感は驚くほど異なります。モヘアもやわらかいですが、ドレープしてくれるかというとこれも微妙です。モヘアの柔らかさはたまらなく好きですが、意外と主張があるモヘアもいるのでこれまた注意なんですよ。そして、主張がつい良いモヘアも他の糸と2本で編むと急にホワーンとなるようになったりともう、驚きの連続です。

大切な時間、お金、労力を使って楽しみたい趣味です。毛糸を選ぶときにはよーく考えて飛びつかないようにお互いに気をつけましょうね(笑)

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