チャートに勝つものはない!

アメリカに来てからずっと編み物をしませんでした。だって、その時はまだまだチャートがこの国には普及していませんでしたから、1段1段の説明を追っていかなくてはならず、さらには訳がわからない略語がたくさん飛び出してくるものだから、あきらめていました。

少しずつチャートが人々の中に広がり始め、そして、少しずつ略語がわかるようになってからこちらのパターンで編み物をするようになったと思います。

そう入っても、やはりチャートに勝つものはありません。

1段ごとの説明がないにしても、言葉による説明だけだと、どういう風に出来上がっていくのかは全部読んで、「あ、こういうことね」とわからないといったいどうなっているのやらとにかく五里霧中。

そこで、とにかくチャートとまでいかずとも図にしてから編み始めるんです。

たとえば、10段ゴム編み、20段メリヤス編み、減らし目1段、またメリヤス20段、減らし目の段を1段、メリヤスを25段、それから袖の減らし目、というときにはどうやって減らしていくのかを図にするんです。これをすることで、編みながら、もう少し減らしを多くしたほうがいいかも、というときにはメリヤス20段を15段にして、減らし目を3回にすることも前もって計画が立てられますからね。

図にして目の前にどういう形で編んでいくのかがはっきりわかると、どうしてそういう編み方をするかという理由が納得できるんです。それがなくてただ単に、言われた通りに編んでいるだけでは不安がつきまとってしまって。。。

それにしても、どうしてチャートを苦手とするのだろう? これくらいわかりやすいものはないのに、と思うけれど、これはおそらく「慣れ」の問題なのでしょうね。私が、懇切丁寧な編み方の説明になれなかったのと同じで。

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細かい説明がないパターン

今、Thea Colman というデザイナーの Cape Cod というプルオーバーを編んでいます。カジュアルな感じのプルオーバーです。彼女のパターンを編むのは初めて。でも、たくさんの人が編んでいるし、信頼できるパターンだろうな、という想像の元に編み始めました。

彼女のパターンは私が個人的に見て、初心者の方が編むのには適さないと思いました。というのは、細かい説明があまりないからなんです。パターンがよくないという意味ではありません。単に「慣れ」「経験」が必要なパターンなんです。

首の周りから編んでいくプルオーバーで、前身頃、袖、後ろ身頃、袖と分けていきますが袖の目数はあってあとは前身頃と後ろ身頃の目数のトータルが出ています。もっと細かく説明書きをする人なら前身頃は何目、そして後ろ身頃は何目と書くでしょう。でも、計算してみれば数字は出てくるわけだから合計の目数だけでも別に良いわけです。でも、それだと不安に感じる人がいてもおかしくありませんが、逆になくても平気、と思う人もいますよね。

また、身丈ですが、アームホールから例えば30センチ。と書いてあります。そしてデザイナー自身がジーンズのポケットの位置くらいまで身丈が欲しいからこうしたけれど、好みによって短くするもよし、長くするもよし、と終えてあります。編んでいる人がそれぞれ自分が編みたい長さにすれば良いのですから、これでいいんです。でも、中には指示をしてもらえないとわからない、という人も少なくありません。それに、デザイナーの方の体型はわからないわけですから彼女のジーンズのポケットが私のジーンズのポケットと同じ位置にあるとは限らないんですよね。

逆にていねいすぎてわかりにくいパターンというのにも出会ったことがあります。どちらが好きかは編む側の好み。ちょっと戸惑わないわけでもありませんでしたが、私はあまり細かく書かれているよりもThea Colman のように要所要所を押さえてはいるもののそこまでていねいな説明をしていないパターンの方が好きですね。

今、見頃の裾のゴム編み部分に取り掛かっています。それが終わったら袖に行きます。できあがりがとても楽しみなプルオーバーです。

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チャートと説明が一致しないのは珍しくない

私たち日本人はチャートを見ながら編むのが当たり前になっていますよね。本屋さんで編み物の本を買って開けばすぐに図が目に飛び込んできます。しかし、アメリカではチャートではなく1段、1段、言葉で説明されるのが主流でした。私も最初の頃はこれがわからなくてしばらく編み物から遠ざかっていました。

最近ではチャートも紹介され、利用する人の数は増加しています。だからと言って誰もがチャートを読めるわけでもありません。慣れ親しんでいる私から見ると「どうしてわからないのだろう?」と疑問に持ってしまいます。

ただ、恐ろしいのが、説明とチャートが一致していないことが決して少なくないこと。デザインをし始めた人(限らないかもしれませんが)のパターンの中には説明がよくわからなくて、それじゃ、チャートを見てみようとすると、「え?」これ、一致していないじゃない、ということ多々あります。どちらを信じるか、これが問題なんですけれどね。

ほとんどチャートを見て編んだことがない友人が別の友人から「こわがってるんじゃないわよ」との一言に奮起してチャートで書かれたパターンに挑戦。しかし、途中でわけがわからなくなりました。「怖がってるんじゃないわよ」と言った彼女に相談して、チャートを見てもらったら、間違いが発見され、結局彼女は1段1段の説明の文章とにらめっこしながらちょっと大きめの三角ショールを編む羽目になりました。

「どうしてこういうことが起きるのよ!」と怒る彼女に周りで編んでいる数人が

「よくあることよ。そんなに驚く必要はないわ」と涼しい顔。

「ウェブ上に乗せる前に誰かがチェックしたりしないのかしら?」

「全員がしているとは限らないわよ。誰かが間違えを見つけたらデザイナーに連絡するでしょうし」とこれまたつれない返事。

「編んでいるもののみにもなってよ!」 

多くの人が通過した怒りの爆発でした。

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パターンを買わなくてはならない理由

友人がとても可愛いカウルにもなるし、帽子にもなる作品を見せてくれました。なんて賢い! と思わせるパターンなのですが、目の前に出来上がった作品を手に取ると、わざわざパターンを買うこともないかな。。。と思わせられます。

でもね、デザインをなさった方は一生懸命考えられてそれだけじゃなくて、パターンをして売り出すためにはグラフィックだって人々の「買いたい!」という意欲を掻き立てるようなものにする必要がありますよね。また、大多数の人がパターンを見て問題なく編めるように心を配らなくてはならない。ここがとっても大変なようです。

編もうと思う人の編み物の経験度はまちまち。レベルだって雲泥の差がある可能性があります。その人たちがそれぞれのレベルに応じながらも理解できるように丁寧に説明を付け加えるのにはとてつもない時間がかかるといいます。誤解のないように、間違いのないようにと何度も繰り返して読んで自分で納得してそして初めて販売になるなんてほんとうに大変。

一つ一つのパターンの価格を見たらいったい何人の人が買ったらそれまでの時間、費用が取り戻せるのか。。。

だから、パターンを購入した人の出来上がった作品を見て「あ、わかった」と言ってパターンを買いもしないで編み始めるのはルール違反。そう思って今日、買いました。もう、編み始めたんですよ。

あ、パターンの名前はHowlcat by Alex Tinsley  見てみてくださいませね。

今日はとっても寒い。。。明日はもっともっと寒くなるらしんです。最高気温がマイナス13度なんてもうどうしよう〜。

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