Bluefaced Leicester という羊の糸

羊にもいろいろな種類があります。今、Bluefaced Leicester という羊の糸を紡いでいるのですが、とても光沢があり、柔らかで紡ぎやすい糸です。

ちなみに、毛糸のタグなどにはBFLと省略されていることが多いです。Leicester には Long haired Leicester, Border Leicester, Bluefaced Leicester と3種類あり、どれもファイバーが長くてショールなどを作るととても身体になじみます。今、私が紡いでいる糸を提供してくれるBluefaced Leicester はこんな顔をしています。

一般にウール、ウールと呼んでいるのは羊の毛のこと。羊と一口に言っても驚くほどの種類があり、それぞれの毛には特徴があるんです。ファイバーの長さはもちろん、硬さ、まっすぐなのかカールしているかなど比べてみるとおもしろいんですよ。羊毛はもちろん、顔、姿、角など、それぞれ特徴があり写真を見ていると飽きません。

何かを編もうと思って毛糸を手に取る時にどうしてもどういう羊の毛だろうと気になって仕方がありません。メリノウールが一般代名詞のように使われていますが、何もメリノウールだけが羊毛ではないのですから、いろいろ試してみない手はありませんよね。ちなみに私のブログのヘッドにうつっている羊はRomney 種の羊です。

100%ウールという言葉だけを信じず、どの羊の羊毛なのだろうと思って調べてみるといろいろ面白いことが見えてきます。

Bluefaced Leicester の毛糸、いいですよぉ。

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アメリカ兵士が着る羊毛はアメリカ産

第2次世界大戦の折に、アメリカは自国の軍需産業、そして祖国のために戦う兵士の命を守るために、兵隊服の服(上着から下着まで)、絹を含む製品、ウールなどを全てアメリカ国内産のものを使用することが決められました。

今でも世界各地に兵士を送っているアメリカです、いまだにこの規制は続き、数年前にさらに厳しくされました。羊をアメリカで育て羊毛を刈り取り、毛糸にしてそこから必要なものを製品化していくわけです。

現在アメリカのウール製品の多くはニュージランドの羊さんたちのものでそれが一旦、中国に送られそこで製品となりアメリカに入ってくるそうですが、規制の強化とともに、何もそんなに遠くから輸送することせずにこの際、最初から最後までアメリカでやろうではないかという動きがあるようです。

広い国土ですから場所はどこにでも(そうでもないか)ありますが、政府からの補助金、もしくは企業などからの寄付がないとなかなか始められない大事業だと思いますが、それでも、前進しつつあるみたいです。Brooklyn Tweed は良い例ですね。あ、彼らは軍需品とは全く関係ありませんので、念のため。でも、アメリカで育った羊をアメリカで毛糸にしているという点は同じです。

いろいろな毛糸のラベルを見ると、made in Peru, made in U.S.A と書いてありますが、全てをペルー、もしくはアメリカで全ての工程がなされているとは限らないんです。どうもその辺がよくわからないのですが。。。 どこまでラベルに規制があり、あとは生産者側がどこまで正直かですから。

気にし出したらきりがありません。別にどこ産の毛糸だから使わない、とかいうこともありません。ただ、興味があるんですよ。どこの産業なのだろう?輸送費、人件費などどれだけ上乗せされているのだろう、生産者のもとに、きちんとお金が入っているのだろうかなんてね。

難しいことはこれくらいにしましょう。今年の冬は暖冬で厚いセーターを着る機会があまりありませんでしたが来週から本格的な寒さがやってくるようです。寒いのは嫌いですが、セーターが活躍するのは嬉しい、と矛盾した気持ちでいます。

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分厚いセーター、乾かす方法

今年の冬はとても暖かいので暖かいカーディガンの出番がなかなかありません。

先日編んだ、白いセーターを水を通して形を整えたのはいいけれど、なかなか乾きません。そりゃ、そうだ。あれだけ太い糸で編んでいるのだから水分が抜けるのに時間がかかるのは仕方がないんです。

ぬるま湯に1時間くらいつけたあと、(あまり早く出すと、ウールが十分に水分を吸収しませんのでご注意を)カーディガンの水分を押しながらとり、それからタオルの上にのせクルクルっと巻いてさらに押して水分をタオルに吸収させます。とても1枚じゃたりません。次のタオルを出してまたやり直し。大判のタオルを2、3枚は少なくとも用意しといてくださいね。それほどタオルがびしょびしょにならなくなったら、今度は広い場所に移り、タオルを広げてその上にできるだけ形を整え、重なる部分ができるだけ少ないように伸ばし、お風呂場などに置きます。そうすればタオルを通して水分が下にしみだしても大丈夫。ここで勇敢にもベッドの上にのせる人もいますが私はベッドが湿っぽくなるのが心配でできません。

お風呂の中においてタオルを変えながら丸2日置きました。水分がだいぶ飛んだかな、と思ったら、今度はビニール板のようなものの上にのせて、そしてベッドの上に移動。暖房がきいているので空気も乾燥しており、水分が飛んでいきます(そんなきがするだけですね)。薄いタオルを丸めて袖の中に通すこともあります。こうすればどうしても重なってしまう袖の水分もタオルが吸い取ってくれます。

そして、もう、水分は出ないな、と思ったら、今度はセーター用のネットの物干しの上に再度移動。これにのせて乾かすんです。こうすれば下からの空気が通ってますます乾きます。このプロセスをかけてセーターが乾くのに1週間以上かかりました。早く乾かないかなぁと思って何度も見に行きました。でも、ここは我慢。しっかり乾かしましょうね。

そうそう、ぬるま湯に、羊毛類を洗う特殊な洗剤を少し落としました。わざわざそんな特別な洗剤を買わなくてもシャンプーでいいのよ、と友人はいいます。羊毛も私たちの毛髪もタンパク質でできているし、キューティクルで保護されているのは一緒、というのが理由です。シャンプーならどこのお家にもありますからそれは便利とも思えます。

明日、Lemongrassができあがりそうです。これまた太い糸で編んでいるので上に書いたことをまた繰り返します。編んでいるときは膝がとても暖かかったカーディガンです。来週くらいには気温が落ちるというので新年くらいには着れるかもしれません。今から楽しみ!

自分で編んだお気に入りのセーター類はドライクリーニングには持って行きません。自分で丁寧に洗って大切にしまうからです。他の汚いものたちと一緒に洗われるのはあまり好ましくないので。

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糸にストレスをかけないために

日本では「かせ」であまり糸を見かけませんが、こちらではかえって「かせ」の糸を多く見るようです。「かせ」の糸はボールに巻くことから始めなくてはなりませんがここで幾つか注意があります。

スイフターとよばれる雨傘のような仕組みのものに糸をかけてボールワインダーでボールに巻きますが、この時にどうしても糸が引っ張られてしまうので、編み始める直前までボールにしないほうが良いようです。少し引っ張られてもワインダーからボールを外すと毛糸がリラックスするのを手で感じられます。でも、それも糸が少し伸びるのは避けられないみたい。

また、スイフターは雨傘のようなものがクルクルと回転してワインダーに糸を届けるわけですが、このスイフターがクルクル潤滑に回らないと、ボールワインダーに巻かれていく糸がスイフターの糸を引っ張るような感じになり、これまたストレスがかかってしまいます。糸は伸縮性があるので元に戻る力もあります。そうはいっても伸びきって細くなってしまった糸が元の柔らかさを取り戻すのはなかなか。。。

そして、ストレスとは少し違いますが、滑りやすい糸はスイフターを使わないで使う直前に手でボールに巻くことをおすすめします。滑りやすい糸をボールに巻くと使っている間に糸が滑ってこんぐらがってしまうんです。モヘアなど、こんぐらがると簡単にほどけなくて悲しくなるでしょう? 

友人に、糸は自分の手でしかボールにしないという頑固な人がいます。その気持ちもわからないではないですが、500メートル近くある糸を自分の手で巻くなんてちょっとムリ! それでも彼女はがんばります。他の友人はご主人がいつでも手伝ってくれるから私はスイフターもボールワインダーもいらないと豪語しています。

かくいう私はどうも糸が伸びきているような気がして気になって仕方がなかったんです。スイフターが木でできているので、木と木が触れるところの摩擦が強くて糸が引っ張られているのではないかという結論に達して新しいものを購入しました。まだ、様子見の段階です。

せっかく動物たちがくれた柔らかくて暖かい毛糸ですからそれを取り扱う私たちも心しなくてはいけませんよね。

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やはり夏は夏糸かな?

昨日編み始めたガーンジーストール、調子よく編んでいます。アメリカの家はほとんどがセントラルエアコンなのでそこそこ涼しいのですが、そうは言っても電気代もバカになりませんし、エネルギー節約のために設定気温を高くしているので、さすがに羊毛を膝に乗せて編むのはきついですね。

それにこの毛糸、ちくちくするんですよ。編んでからぬるま湯につけると少しはよくなるとはいえ、編んでいるときのちくちく感はこの猛暑の時期は避けたほうがいいかも。あせもができそうです。

IMG_0538

選んでいるスティッチによって幅に違いが出るのは予測済みです。ブロックするときに幅が同じになるように気をつけて引っ張るなりしなくてはなりませんね。でも、ガーンジーの模様は好きなので出来上がりが楽しみです。膝の上にふろしきでも載せて編もうかしらとも考えています。ますます暑くなりそうはなりそうとはいえ、ちくちくはしないでしょう?

夏糸で編んでいるプルオーバーもやはり夏の間に完成させて着たいですね。パターンに沿って編んでみたものの、全く出来上がりのサイズがかけ離れてしまったのでほどいて編み直しました。そこで、襟ぐりなどの減らし目の計算をしなくてはならないんです。確か、旅行に行く前にしたつもりなのに紙が見つからない。探さなくちゃ。それが見つかったらそちらの作品を仕上げにかかります。素敵な糸なんですよ。le drogrieの糸。麻とコットンの混ざった糸です。フランス人の人の手と私の手は似ても似つかぬ編み方をするのかもしれません。あそこのパターンは一度で編めたことがないんです。スカーフ以外は。困ったものです。と言いながら、あまりに素敵な糸なのでつい、買ってしまったんです。反省。

夏糸は夏が終わる前に使い切るようにしましょう。

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タグの不思議。British Made?

日本ブログ村の方は本当に迅速に問題を解決してくださいます。冒頭でお礼を申し上げたいと思います。「ありがとうございます」と。

さて、商品を見るときについ、原産国そして生産国を見る癖が付いています。昨日、ハリスツィードのとってもかわいいバッグを見つけました。チェックの。ウールの温かみがあって「あ、これいいな」と思いタグを見ると、「?」

「Dyed and woven in Scotland (スコットランドで染め、紡がれたもの」 なぜか、「made in Scotland」ではありません。「え〜、わかりづらい」どこで作られたものか書いていないじゃない!」と店員さんの冷たい視線にもめげずにひっくり返したけれどわからない。ふと、横にあった同じ柄の手袋を見るとありました。なんと、生産国は全く違う国! ようするに、スコットランドでは縫製はされていないということなんでしょうね。

「や〜めた」 一気に急に買う気が失せました。どうせなら “made in Scotland” がほしかったなぁ。

また、別のお店ではとっても素敵なレッグウォーマー、マフラーを見つけました。どちらもていねいな縄編みがはいっています。お値段はなかなかのもの。(わたしにとってです。日本で普段生活なさっていらっしゃる方々から見たら普通の値段かもしれないんですが) よーく見ると、これはイギリスの羊毛を使ってイギリスで生産されているらしい。あくまでも「らしい」です。

だって、”Made in England” “Made in Great Britain” とも書いていないでただ”British Made” わからん! これはどういうことなのでしょう。なんだかインチキくさい、と感じるのは私だけでしょうか?

そういえば、”made in U.S.A”なるセーターを見つけて大感激。だって、アメリカに住んでいて”made in U.S.A”のセーターなんて滅多に見ないんですもの。

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