腹巻が欲しいとな?

今日は母に付き添って病院でした。別にどこが悪いというわけでなく定期的な予約でした。先生とお話をして診察室を出てみると目の前の人が編み物をしているではないですか! 声をかけて何を編んでいるのか、毛糸は何を使っているのやらといろいろ伺ってみたかったのですよ。でも、母の栄養相談やら、血液検査やらがあったのでそこまでちゃんと迷わず母を連れて行かなくてはならなかったので断念しました。うーん、くやしい!

どれだけ待つかわからない病院の待合室は編み物するのにうってつけの場所。ただ、大きいものはいけません。小さいソックスとか帽子。それくらいが適切かと思います。まさか、大きいセーターを持ち込んで混んでいる席でお隣の人を編み針でつついては困りますからね。

また、難しいパターンはやめた方がいいです。名前を呼んでいる声や、番号が出るスクリーンに気を取られたら間違えてしまいます。あとで直すのもこれまた面倒。

今日は私は編み物を持っていませんでした。どうしてか? 朝、忙しくて忘れてしまったんです。母にあげようと思ったレッグウォーマーも持って行くの忘れました。今日のように寒い日はうってつけのプレゼントだったのに。

腰のまわりが寒いから腹巻が欲しいと母は宣います。しかもゴロゴロするのが嫌だから細い毛糸で。腹巻はむずかしい。サイズが大きすぎると落っこちてしまうし小さすぎるときつくて苦しいし。ゴム編みで編んでみるかな。サイズが合わなかったらカウルにしてもらおうなんてね。その前に、編まなくてはならないものをすませちゃおうっと。

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やはり手に馴染んだ針がいい

探し当てた私の編み針。編み針と一口に言って仕舞えばどれでも同じような気がしていたのですがやはりずっと使っていた針が使いやすいと思うのは気のせいなのかしら?

針を探すのに箱をあちらこちらに移動してとうとう見つけた時の嬉しさといったらありませんでした。ちょっと大げさに聞こえてしまいますが重い箱を右から左、上から下に動かして見つけたのですからやはり感激。

さっそく帽子を編みました。まず一つ編み終えて、それから途中になっていた帽子(これは日本にずっと置いてあった日本の針で編み始めていたものです)を結局ほどいてまた編み始めました。あれほど進まなかったこの帽子もスイスイと編めています。

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やはり手に馴染んでいるものって手が知っているのでしょうか?

きっと編み針に限りませんよね。包丁にしろ、ハサミにしろ、金槌、カンナ、それに楽器類も。もしかしたらコーヒーカップもそうかも。手に馴染んでしまったら他のものとは持った感覚が微妙に違うって感じられるのでしょうね。

 

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毛糸が足りなさそうなので子供サイズで編んでいます。これが終わったら何を編もうかな?

でも、こうしてみると自分に合ったものを見つけられたらそれを大切にできる気持ちを持ちたいですね。何でもかんでも使い捨て、ということではなくて良いものとじっくりと向き合う心を育てることもこれから考えていきましょう。

かかとが破れる人、つま先が破れる人

母が言いました。「あなたが編んでくれたソックス、かかとが破れちゃった。新しいの編んでくれない?」

毎日のように履いてくれているので破けるのは当然。早く編まなくてはと思いながら、「?」

主人はつま先をやぶくんです。かかとは常に大丈夫。つま先なので上手になんとか目を拾えないかしらと、編んだ毛糸は取っておくようにしてあります。少しだけですけれど。

私はどうかというと、あまり破けないんですよね。歩き方によるのかしら、と思ったり、いや、使った毛糸によるのかしらね、と思ってみたり。

ナイロンが入っていない糸で編んだソックスはやはり寿命が短いですね。それとよりが甘い毛糸は破けやすいかなぁ。すり減っていくのでしょうね。くつとか足とかいろいろなところと摩擦がありますからこればかりは仕方がありません。いっそのこと、大きめに編んでフェルトさせてしまったら丈夫なのでしょうけれどはき心地はソックスというよりもスリッパになってしまいますものね。

いけない、いけない、ソックスを早く編まないと母から文句が出そうです。糸を巻かなくては。あ、その前に針を探さなくちゃ。まだ見つけられないんです。

探している箱が見つからない

やってきました113個の箱。さすが日本の引越し業者。あまりの素早さに舌をまく暇もなく運び込まれた箱にチェックを入れ、1時間後には運び込み終了。家具はほとんど梱包を解いて運び込まれたので早かったんですね。アメリカの業者ではこうは行きません。荷物が多かったせいもありますが、引っ越すときには4日間かかり、搬入にも少なくとも半日はかかりました。それに比べるとこの早さはすごい!

と感激する間もなく、箱を開け始めたんです。できるだけ箱、紙を持って帰ってもらおうと思って。がんばりましたよ。キッチン用の大きめの厚みがあるダンボールはすべて業者さんに渡すことができたんです。

しかし! しかしです。一番欲しかった編み針がどこに入っているかわからない。この番号であろうという番号を探すもののどんどん下から積み上げられているから奥の下の方だったら再会するのに少なくても1週間はかかりそう。あ〜。きちんと番号を控えて覚えておけばよかった。大後悔です。

こうなったら悔しいから明日は総出でと言っても私一人ですが編み針を探し出します。毛糸は出てきてますよ。うれし〜。久しぶりの再会ですからお互いに感激しています。

箱がやってくる!毛糸がやってくる!

やっと船便で送った箱たちが家に届きます。ということは毛糸たちも私の手元に到着するということ。楽しみです。

日本でいくつか糸も買いましたがやはり使い慣れた針とか糸が使えるというのは嬉しいんです。

手に合っているというのでしょうかね。ここのところあまり編み物をしていなかったので手がウズウズしています。

ただ、来るのは毛糸だけではありません。食器(だいぶ減らしてきましたが)、洋服、そして大量の本。それらをちゃんとしまえる場所があるのだろうか、という不安はすごーくあります。

日本の家はアメリカの家に比べてとても小さいのはわかっていましたし、いらないものまでか抱えて持って来たくなかったのでかなり減らしたはずなのですが、それでもまだまだあるんです。これからの数週間は荷物の整理に追われそう。大変ではあるけれど、自分が好きなものが出てくる箱を開けるのは楽しみです。

手始めに何を編もうかしら

 

防空壕の中で習った編み物

昨日、たまたま82歳の女性とご一緒する機会がありました。お話しするうちに、彼女も編み物が大好きということで意気投合。いろいろなお話しをするうちに、彼女が編み物をするきっかけについて伺ったのですが、それが、第2時世界大戦の時だっとおっしゃるのです。

サイレンが鳴り響き、防空壕に駆け込んだ時、暗い中で習ったのが編み物だったそうです。

じっと空爆が過ぎるのを待つ間、強い気持ちを押さえる意味もあったのでしょうし、まだまだ若い女の子達のほんの一瞬の楽しみだったのかもしれませんね。その姿を想像するだけでもドキドキしてしまいます。だって、死と隣り合わせなのですもの。

彼女曰く、それから子育てやらなんやらで忙しい日が続いたけれど、それも終わって時間がたっぷり余っている今は編み物に夢中。毎日毎日、編み針を動かしているそうです。

防空壕の中ではおもにミトンを編んだけれど、今ではベストです。ご主人は着てくれないけれど来てくれるというお友達に差し上げているそうですよ。

そして、今は、洋裁に興味があって誰か教えてくれる人いないかしら? とやる気満々の82歳でした。やりたいことがある姿は何歳になっても美しい。

あったら便利? いや、買わない

さて、帽子を編もうと思ったものの、サイズ5の短い輪針は荷物の箱の中。そろそろ日本に上陸したそうですが通関やらもう少し時間がかかりそう。

早く編みたいし、アメリカからの荷物の中にはこれでもかというほど編み針が入っているから買いたくない。いや、今編みたいから買いたい。と心の中のせめぎ合い、というほど大げさなものではありませんが。

そう、5号の輪針、あったら便利なんですよね。今。でも、買わなくてもいい。だって、5号の4本針があるのですもの。

と、考えたときに、「きっとあったら便利」「ないと困るかも」というもので自分のまわりを固めているような気がして。それが原因で、ものが増えて家の中がガサガサして心がイガイガするんですよね。

いったい自分のものにしてしまうと手放すにもこれまたエネルギーが必要。またまた

「きっとあったら便利」

「ないと困るかも」スイッチが入ってしまい捨てられません。

あ〜、引越し荷物に入っているものが今ないからといって「ないと困るなぁ」と思って買わないようにしなくては。

あ、帽子、どうしよう。仕方がない、4本針で編み始めます。