アンバランスなカーディガン

子供用の Tea Leavesというカーディガンを編もうと思い毛糸を選びに行きました。RowanのCreative Linenという糸を使ってみようかな、と手に取りましたが、ちょっと太そう。

「これ、DKというよりもWorstedじゃない?」と聞くと、

「DK扱いなんだけれど、細めのWorstedかもね」と言うので、物は試しと思い編み始めて見たものの、やっぱり太い。針の号数を少し落としたのでゲージはほとんど同じに持っていけましたがそれでも、糸は太い。うーん、どうしよう、と悩みながらも編み上げたら、すごくバランスが悪いカーディガンになって自分でも苦笑というか驚きます。

プレゼント用に編んでいたけれど、とても人様にお渡しできる代物ではない。さて、どうしよう。水通しもしたしほどくのは嫌だから、これはチャリティーかな。ちゃんとできているんですよ。ただ、形がどうも。。。 色も気に入っていたのになぁ。悔しい。少し細い糸でもう一度編むことにしましょう。

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もう少し丈を長くすればよかったのかもしれませんね。反省。

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手袋もちゃんとブロックしないと

急に思い立って編んだフィんガレスミトン。ぬるま湯にひたして、適当に伸ばしてかわかしたまではよかったけれど、ちゃんとピンを打たなかったものだから、片方は先端が丸まってしまい、まるで長さが違うミトンのようになってしまいました。

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いやでしょう? 左側の先っぽの丸まりをちゃんと伸ばすと同じ長さになるんです。でも、なぜかこちらがやたらにまぁるくなりたがったものですからまるで編んだ段数が違うみたいになってしまいました。ブー。

パターンは Colorwork Cuffs & Mittens by Churchmouse Yarns and Teas. このパターンはなかなか良くできていて、リストバンド、フィンガレスミット、そしてミトンと3種類のものが作れるんです。しかも編み込みの柄も3つあるので組み合わせて楽しめます。

私はフィンガレスミットを選びました。ただ、不満は親指が短すぎたこと。ちゃんと目を休めてもう少し長くしないと親指が凍えそうです。

使った糸は確かノルウェーの糸。Rauma のFinullganです。何かの残り毛糸だったと思います。小物は使い残しの糸を使うのにいいですよね。

もし、足りないかどうか不安の場合は糸を二つの分けて(重さをはかります)それから片方ずつ編み出すといいかも。

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羊じゃないの。ヤギなの。

旅先で見つけた素敵な色の毛糸。どのような糸かというと Merino, Pygora and Tussah Silkが入っている糸。Pygora? 聞いたことがあるような気がするけれど、あまり覚えがない。そこで、お店の人に、

「すみませーん、Pygoraって何ですか? アンゴラと何かをかけあわせたもの?」と尋ねると、

「これは、羊の種類よ」 初めて知りました。私はアンゴラウサギと、うーん、Python(蛇の種類)のはずないしなぁ、と思っていたので、なるほどと思いながら、ま、一応聞いてみようと、私の物知りのお師匠さんにテキストしました。

「Pygoraって使ったことある? 羊の種類って言われたんだけれど」

返事がすぐに戻ってきて、

「羊じゃないわよ。ピグミーゴートとアンゴラゴートを掛け合わせたもの。私はあまり好きじゃないけどね」だそうです。

羊じゃないじゃない。ヤギですよ、ヤギ。まさかお店に戻って「すみませーん、違ってますよ〜」というわけにもいかないし、何もせずに戻ってきました。色がとてもきれいなので手が伸びました。

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きれいでしょう? 家に戻って調べて見たら、そう、お師匠さんがいうのが正しかったようです。自分のお店で扱っている糸ですから、正しい情報をお客さんには伝えないといけませんよね。Pygoraがめずかしすぎるとも思えないし。。。

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無理に使わなくてもいい

編み物、パッチワーク、洋裁、ビーズ、いろいろ手作りの趣味をお持ちの方はついつい買い込んでしまって、材料の在庫が山積みになるなんていう経験ありませんか? 買った時は絶対にこれが欲しい! とか、⚪️⚪️を作るために買っておこうなんててにとったものの時間が経つにつれて忘れてしまったり… よくあることですよね。

お金をかけて買ったのだから、使わないなんてもったいない、申し訳ない、と思うことがよくあって引っ越すたびに一緒に移動してきたものたちですが、いろいろ考えておそらく編まないであろう糸たちは寄付することにしました。自分が抱えていて使わないなら、誰かに使ってもらった方がいいに決まっていますし、楽しくなく編み物をするのは何か間違っているように思うんです。

どの毛糸とサヨナラができるかわかりません。でも、少し減らそうと思います。そうしないと私に何かがあったときに子供達が愕然としそうですから(笑)

そんなことを考えていたら、今日、つねに一つのものしか編まない友人に言われました。

「あなたが、幾つものプロジェクトを抱えているという話を聞いて、考えたのよ。それも悪くないなって。今まで、一つのものが終わるまで次のものは始めない、と決めていたから誰かが編んでいたものがどんなに素敵であってもそれを始めることはしなかったのよね。でも、それじゃ、せっかくの編み物会の楽しみを私は味わっていないな、と思ったのよね。だから、一つとは決めないで「あれステキ!」と思ったらやり始めてみようと思うの。必ずしも編み始めたものが全部気にいるとは限らないじゃない。苦痛になっている時だってないわけじゃないんだもの」

いいこと言うじゃない。と思った私は

「プロジェクトバッグが必要よ。それぞれの編みかけのものをちゃんと巾着袋にしまっておかなくちゃね。パターンと一緒に」と言っておきました。そうしないとわけわからなくなりますからね。

そう、人生、楽しめる時に楽しむのがいいんですよ。自分に「こうあるべきだ」と課すのはもうやめましょう。

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ツアーガイド

ポートランドは何回か来たことがあるので、なぜか私がツアコンをすることになりました。地理が頭の中に叩き込まれているという理由から。ツアコン、気を使います。まず、皆の足の具合から始まります。ポートランドは公共の乗り物があるのでそれに乗るか乗らないかから始まるんです。

「これくらいの距離歩くけど、大丈夫?」という質問に、

「全然平気」という人、
「ゆっくりなら歩けるわ」という人。

それなら、ゆっくり歩きたい人に先頭を切ってもらうことにして彼女と一緒に歩き出しました。道筋に毛糸やさんがありましたが、そこは11時にならないとあかないために、後に回して、前に進みます。Powell’s Book Store という誰もがよだれを垂らしそうな本屋さんがありますが、それも後にしないと荷物が重くなり歩けなくなります。そこで次の毛糸やさんに向かって歩き続けました。

Knit Purl というお店にたどり着き、思いのままに毛糸、パターン、小物を手に取り歓声をあげながら店の中をさまようこと約1時間弱。椅子に座り本をパラパラ。サンプルのショールを首に巻く人、パターンのありかを質問する人、まぁ、好き勝手に動き回りお金を払って店を後にしたときには誰もがもう幸せそうな表情をしていました。

「これなら、次の場所に向かっても歩けるな」と判断した私は、一人の人が行きたがっているSaturday Marketに向かって出発。いろいろなアーティストが店を出しているマーケットなのです。面白そうといっても、人は多いし、店はたくさんあるしで、だんだんみなが疲れて来ているのを感じた私は皆をまとめて

「Powell’s まで戻ってそこでお茶にしましょう。軽く食べるものもあるだろうし」

反対の意見があるはずがありません。本屋さんまで戻り混んでいるコーヒーハウスで3人と2人に分かれて座りランチ。それから一人は友人に会いたいからと別行動。もう一人は疲れて動けないからコーヒーハウスに残って荷物を番する役をかって出て、私とあと2人は本屋さんの中に出かけて行きました。

最初に開いていなかった毛糸屋さんに行きたいという意見を聞き、どうせホテルへの帰り道だからとそこにより、その間に一人の人はカップケーキを買いに出かけ、皆でホテルの部屋でお茶を飲みながらカップケーキをいただきました。

お腹がいっぱいになると眠くなるのは誰もが同じ。一人は昼寝をしたいと言い、残りの3人はもう一度昨日行った毛糸屋さんに行こうと話がまとまりまた外に。

そのあとは5時半に夕食のために集合することを決め各自の部屋に戻って休みましょう、ということでいまこれを書いているわけです。

書いているうちに随分いろいろなところに行ったなぁと急に疲れが出ています。

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客が足を運びたい店

家から歩いて10分のところにある毛糸屋さんの外のベンチにマフィンと座っていました。お店にはひっきりなしにひとのながれがありました、友人同士らしき女性たちがお店から出てきたかと思うと角を曲がる前にUターン。またお店の中に引き込まれたり、かとおもうと、毛糸が入った大きい袋を持ったご主人が出てきて近くのベンチに腰掛け人待ち顔。まだ中でお買い物をしている奥様に「外で待ってて」と言われたのでしょうか?

ここのお店はサンプルがたくさんありますし、毛糸もとてもきれいに並べられています。ため息が出そうなお店のインテリアはファッション雑誌に掲載されてもまったくおかしくありません。

興奮気味に大きい声で話している人たちの中で印象に残ったコメントが

「ここのお店は他に比べて働いている人が多いから、前の客の話が終わるまで待つなんてことはあまりないの。質問にも的確に答えてくれるだけではなくて、それ以上のアドバイスをくれるから遠いけれどこのお店まで来ようという気になるのよ」

毛糸に限らずなんでもオンラインで買えるこの時代に、人に足を運ばせたいと思わせられる店というのは数少ないのではないでしょうか?

同じパターンでも2、3種類の異なる糸で編んであるのをみるとお店の人たちの努力が感じられます。しかもその完成度の高さはすばらしいです。並んでいる糸が普段自分が使っている糸とは違ったとしても、それでもあの雰囲気の中に身を置きたくさせるお店なんですよね。て

一口に「毛糸屋さん」「手芸屋さん」といいますが、それぞれが違う表情を持ちます。店を構える場所、資本などいろいろな要素がそのお店の姿を決めるのでしょうが、不確定でも関われるのは私たち消費者。応援しなくては!

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在庫の話

編みたいパターンを見つけて、さて、何色にしようかな、と思った時に実際に自分の目で見てみたい、と思うのはごく自然のこと。オンラインで注文しても「え〜、これ期待していた色と違うじゃない」と返品する人もあとを絶えないようです。

「注文」ー>お金の支払いー>配送ー>不満ー>郵便局へー>配送ー>返金ー>在庫に戻す

すごーくムダなステップをたくさん踏むことになります。一つ一つのステップでかかる費用はさて、誰が払っているのでしょうね。

ま、それはともかく、友人がお店の人をつかまえて

「この糸、欲しかったのに、あまり在庫していないから、わざわざ車で2時間走ったお店まで行ったのよ。もう少しいろいろな色、そして個数も多めにストックしてくれないかしら?」

別の友人

「確かにそうね。編み込みをする時に色のカードを見たところで隣同士に色を並べられるわけじゃないし、それにオンラインで画面で見た色っていい加減だし。ここのお店に来る客が他のお店に足しげく通うのはあなたたちにとっても嬉しいことじゃないでしょう?」

おお、言ってくれますなぁ。

お店側もスペースには限度があるし、その時の売れ筋の糸を多めに在庫として持ちたいし、また、糸を仕入れる時に全額、前金で支払うことを要求する納入業者、手数料を支払わないと配送してくれない業者といろいろいるようです。まとまって現金で支払い、それが売れてやっとお店にはお金が流れてくるのですからね。それまでに流動性がある現金を持っておかないとお店も困ります。売れ残ったらどうするの? という不安だって付きまとうでしょう。こうやって考えると、お店でどういう糸をどれくらい仕入れるかというのはかなり神経を使う仕事なのでしょう。

私たち消費者側は「きれいね、この色」とか「触り心地がすごくいいわ」とお気楽なことだけ言っていればいい上に、「もっとこの色の在庫が欲しい!」なんて文句までいうのですからね。いや、これ文句というより希望かな。こうあって欲しいなぁいう期待。やっぱり欲しい糸がある店に自然と足はむきますものね。

客だからといってなんでも要求して良いということではなく、店側も、どういうサービスを客は望んでいるのか考えなくてはいけませんね。ただ、権利を主張する人が増えている今、お互いにベストな何かを得られる関係でいられるというのがだんだん難しくなってきているような気がします。

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