チャリティの毛糸への考えの相違

新しい土地に住むと新しいことを学び、そういう考えもあったのかと気がつき、なるほどと納得するなどいろいろ刺激的な日を送ることができます。

今までではチャリティの帽子を編むとなると、出来るだけアクリルの毛糸を使うようにと言われました。それがどんなチャリティであってもです。なぜかというと、彼女たちの言葉ですよ、

「どうせ、洗濯機に投げ込むのだからウールで編んだら縮んでしまうでしょう? だからアクリルの毛糸で編むの」
「チャリティのために編むのだから高価な糸を使う必要はないと思うわ」 などなど。

さて、今日また新しい土地でチャリティの帽子を編む話が持ち上がりました(先日記事にしたものとは全く別のものです) 年に2回,ガンのために苦しんでいる人たちのために帽子を持っていくそうなのですよ。今までのことがあったので私は聞きました。

「毛糸はアクリルの方がいいのかしら?」 すると矢のような返事があちらこちらから帰ってきました。

「絶対アクリルなんてダメ。それでなくても苦しんでいる人たちにアクリルの帽子なんてかぶせられないわ」<ーなるほど
「アクリルの糸はごわごわして皮膚に優しくないの。だから、ウールで編んでくれる? そして心が明るくなる色ね」<ーもちろんです。

私としてはウールの糸の方が自分の手が楽なのでそれでチャリティのものを編めるのならば両手を挙げて喜んで編みます。今までそこがネックでなかなかチャリティのための編み物が進まなかったのですから。さらに、続くには

「たとえウールでも質が悪い糸は避けてね」<ーふ〜ん、そこまで言うか。

慌てて私は言いました。
「いや、今までのチャリティニッティングはアクリルで編むように言われたから」

私の言葉が皆の耳に入ったかどうかわかりません。ま、それはいいのですが、おもしろいですよね。意見が違うのを聞くと両方に「なるほどね」と言わせることもありますし、「え?」と思うこともないわけではありません。どちらが正しい、どちらが間違っているというのではなくて双方の意見を聞くという経験を持てているのは嬉しいことだと思います。

さらに、新しいことを一つ。

「抗がん剤治療で毛が抜けている患者さんがたくさんいるから、帽子は小さめに編んでね。私たちは気がつかないけれど毛がなくなると頭のサイズがずっと小さくなるのよ」 

これは考えもしませんでした。今までいくつものチャリティのために帽子を編みました。ガンの患者さんのためにも編みましたが、こういうことを言われたのは初めて。でも、納得です。これからは小さめの帽子を、そして見ているだけで嬉しくなるようなパターンを選ぼうと思います。

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