燕三条の地場産業

工場見学が大好きな私にとって行きたくて仕方がなかった燕三条。行ってきました。幾つかの工場に予約を入れて1泊2日のかなりのハードなスケジュール。でも、楽しかったですよ。

特に良かった工場をご紹介します。くわ、鎌など、農家の方、また家庭菜園用の用具を作っている鍛冶屋さん、「相田合同工場」三条市にあります。

とっても親切、知識豊富な社長さんかな?が私たちのごくごく基礎的な質問にも嫌な顔一つせず、動作を交えながらいろいろ説明してくださいました。そのあとでもちろん工場の中を見学することもてきました。

私が今までにくわやら、鎌を見るのはその辺のホームセンターの一角。まったくどれがどう違うのやらわからずに結局価格で選んだりしていました。しかし、奥が深いんです。

まず、住んでいる地域によって土の種類が違います。そして、目的。雑草の根っこをとりたいのか、畝を作りたいのか、土を耕したいのか、違う目的によって違うくわを勧めてくれます。当たり前と言ったら当たり前なのかもしれませんが、そのような知識を持っている人、ホームセンターになんかいませんし、種類だってそこまでありません。

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これだけのトップがあるんですよ。そして、土によって柄の部分と刃の部分の角度も変わってくるんですって。もう、目が丸くなることばかりでした。

さらにね、掘る野菜によっても違う刃を選ばなくてはならないんです。ごぼう、大根、自然薯、それぞれに適した刃のサイズがあるのだそうで、お客さんから、どの土地で何の作物を収穫したいという要望とともに、今まで使っていた刃の形を描いたものが送られてくると型紙を作ってから実際の工程に入るんですって。型紙も山に積まれていました。

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工場の中では昔の鍛冶屋さんの姿を思い起こさせる姿が見られました。

社長さんがおっしゃっていました。「それぞれの道具には歴史があり、農業の昔を紐解いていくのがとても面白い」と。そうなんですよね。何気なく使っている一つ一つの道具にも昔の方が考え、改善され、受け継がれてきた技術、心が入っているんです。

相田合同工場で私はとても多くのことを学んだような気がします。(フェイスブックもなさっているのでチェックしてみてください)

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美容院に行きたいけど

ずーっとお世話になっている美容院は原宿にあります。アメリカに住んでいた時も一時帰国の時には必ず行っていたお店。大好きなのですが、難点は立地。竹下通りを通らなくてはならない。。。 できるだけ避けたい場所なので、じゃ、渋谷からと思ったものの、歩くとそこから約15分。竹下通りを通るか、15分歩くかの攻防で、私は後者を選びました。

職人肌の男性(もう初老です)にいつもお願いしているのですが、助手というか、若い方はなかなか入れ替わり立ち替わりという感じで、「あれ、また新しい人?」

髪の毛のカット一つをとって考えると、自分が気に入ればそれでいいわけですからそれとお値段の兼ね合い。カットの上手、下手はいったい何で決まるのでしょうね。プロの方はわかるでしょうが、素人の私はわかりません。気にっているか、いないか。

ふと思いました。ここでは髪を切る技術ですが、切ってもらう方がその技術なり、修練度を理解しなかったらがんばって腕を上げようとする人は少なくなってしまうのではないかと。

「これくらいできればいいじゃない」とか

「そこまでしなくても別にいいんじゃない?」 程度に落ち着いてしまうと熟練度の高い技術は減っていきますよね。これは美容師さんに限りません。何をとっても同じ。

質の高いものを見る目、楽しむ感覚をきちんと磨かないと、価値がわからず、いいかげんなものしか手に入れようとしなくなる可能性があるのでは、と心配しております。見極める目というのはいつの時代でも大切、と思うのですがいかがなものでしょうか?

どうして日本人モデルじゃないの?

テーブルを囲んで編み物をしているときに、私が持っていった「世界の編み物」をよだれが出そうな顔で見ていた一人がぽつりと言いました。一人一人が、「世界の編み物」とにらめっこしている時間が長いこと、長いこと。

「どうしてモデルに日本人がいないの?」

あまりそういうことに頓着をしない私ですから、「どうしてだろうねぇ?」と思いましたけれど、何か気の利いた返事をしなくてはいけないととっさに考え、ちょっととんちんかんな返答をしてしまいました。

「日本人モデルを使っている雑誌もたくさんあるのよ。これは、編み上がった作品の着こなしの関係かも。それから、これ、タイトルが「世界の編み物」でしょ。だからよ。きっと」 (なんといい加減!)

日本人モデルだってとてもスタイルがいいし、おしゃれだし、外国人モデルに負けないくらいステキに着こなせるだろうなぁと思いながらも、他にこれといった理由が思い浮かばなかったんですよ。

そうかと思うと、いろいろな作品を指差して、

「これが作りたい」
「図式になっているけれど、説明はあるの?」
「日本の雑誌でしょ? どうして、ここに英語の言葉があるの?」
「どう考えても私には小さすぎる.サイズはいくつまであるの?」
「日本の毛糸ってどんな感じ?」
「アメリカの本屋さんで手に入らないの?」

などなど、あとからあとからいろいろなコメントが飛んできました。なんといっても編み物が好きな人たちですから興味津々なんですよね。自分が編みたい作品を見つけると、なんとか、日本語とチャートを解読できないかと一生懸命。

「いつでも言って.手伝うわよ」と私。がんばれるかなぁ? きっと、日本語は私が助けることができるだろうけれど、技術面では私の方が教えられることが多いように思います。かといって、彼らは編み物の学校とかに行ったわけじゃないんですよ。おばあちゃんとか、お母さんに習ったり、あとは自分で研究して習得してきた技術です.「こうしなくてはいけない」というのがあまり通用しない文化ですからね。

悪くいえば自己流.よくいえばクリエィティブ。でも、みんなすごいですよ。

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