戦争とフィンガレスミット

今日、12月7日は真珠湾攻撃が起きた日です。アメリカに住んでいるとどうしてもこの日は居心地が悪くなります。日本軍が行った真珠湾攻撃を現在起きているテロリストと同じように見る人たちだっていないわけではありませんし、爆撃を受けた戦艦の中で死亡した兵士たちの家族の心の傷はまだまだ癒えていません。記念行事が真珠湾攻撃体験者を中心にあちらこちらで行われている様子を報道するニュースをいくつか見ました。

そう、私たちが可愛らしい、便利と思って使っているフィンガレスミットも最初は戦争で使われました。寒い中、戦う兵士たちのために国に残された女性たちがソックス、フィンガレスミット、帽子などをせっせと編んで戦地に送ったと聞いています。フィンガレスミットは寒さから指を守りながらも銃をスムースに扱わなくてはならないためにとても重宝されたそうですよ。

時代が変わればもちろん用途も変わります。しかし、戦時中にフィンガレスミットを手にはめて銃を構えていた人たちは色とかスタイルとか編み目なんて今の私たちのように気にはかけなかったでしょう。いかに手が暖かく、そして引き金を引くときに邪魔にならないかしか考えられなかったと思います。そして、なくさないように、破かないようにと大切に使っていたのではないかしらと考えていると、今の自分たちの恵まれた生活を当たり前と考えてはいけないなぁと改めて考えさせられます。

いろいろな「便利」に囲まれているものだから少しでも何かが足りないと不満に感じてしまうこと、少なくありません。「いけない、いけない」「あって当たり前」なのではなくて「あってありがたい」「ありがとう」という気持ちを忘れてはいけない。そんなことを考えました。そして、「自分ができることをやる」
そういう毎日を過ごせたらと編み物を続けています。

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