今は、お金さえ出せばほとんどなんでも買える時代です。スカーフ、カウル、手袋、なんでもそうですよね。
数年前に母にフィンガーレスミットを編んでプレゼントしたことがありました。それを一目見た私の母の友人は
「あら、似たようなものを百均でも売っているわよね」と言ったそうです。
そう、フィンガーレスミットという大きいまとまりにくくってしまえば100円でも手に入りますが、その中には私の気持ちは入っていません。毛糸の質だってもちろん違います。片方は大量生産の産物、そしてもう片方は愛情の産物です。
これからどんどん寒くなりますよね。「お店で手に入るのに何で作るの?」という気持ちがある方もいらっしゃるでしょうが、あなたの相手を思う気持ちをたっぷり詰め込んだ手編みの何かを誰かのために編むのは編んでいる私たちの心も暖かくしてくれます。ご主人(奥様)ご両親、子供、兄弟そして友人、チャリティと数えだしたらきりがありませんよ。
さて、何を編んだらわからない。四角いスカーフはつまらないけれど、何かよい案は? と思われる方々に一つパターンを紹介します。パターンの名前はBaktus 私のデザインではありません。念のため。strikkelise という人のデザイン。一色でも編めますが、少し面白くしたい方は2色でも作れます。それと2色の方が間違えが少ないかもしれません
大きさ、長さは持っていらっしゃる毛糸によって調整できます。私は残り毛糸を2色選びました。そして重さを量りました。

黒い毛糸は107g。からみ糸は73g。どちらも残り糸です。その重さでどれくらいの大きさのものが作れるかを自分で把握していてくださいね。

パターンは4目の作り目から始まり、4段に1目増やします。そこで、重さの半分まで編んだら、そこから減らし目をし始めます。2等辺3角形のような形のショールが出来上がるというわけです。
からみ糸が37gになったら減らし目を始めようと思ったのですが、そのサイズによっては別の残り毛糸を持って来て黒い糸が53gになるまで編み続けてもいいかしら、なんとも考えています。

こんな感じで始まります
パターンですが、作り目を4目。
1段目:表編み1目。掛け目。最後まで表編み。
2段目:表編み2目(掛け目の前まで)、掛け目を後側のループを通した表編み。そして表1目。
3、4段目:表編み。
簡単でしょう? 毛糸の重量の半分まで来たら減らし目です。
1段目: 表1目。後側のループを通った表2目一度。最後まで表編み。
2段目−4段目:表編み。
2色のときは、1、2段を一つの色で、そして3、4段目をもう一つの色で編んでください。そうすると、片方の色のときに必ず増やし目、減らし目が怒ります。これ、一色で編んでいるとついぼーっとしてしまい、あら、今度は増やし目だったかしら? と悩むことが必ずあります。

表編みだけですから、進みが早いですよ。
私は日本の8号針で、アルパカ100%の残り毛糸を使って編んでいます。ちょっとチクチクするかもしれません。
いずれにしても、暖かさと愛情とパックにしてプレゼントしましょうよ。とっても喜んで使ってくれる人はあなたの近くに必ずいるはずですよ。
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