長くても短くても

使っている毛糸を残したくないからといって最後まで編んじゃおうと調子よく進んでいたらマフラーが2メートル50センチにもなってしまった、と小柄な友人が嘆いていました。首に2じゅうに巻いてもまだ長いからほどくことにしたようです。

糸を使い切りたいのは誰も同じ。ちょっと残りの糸はあとで何かの役に立つであろうとしっかり残してあるものの活躍の場に躍り出るのはいったいいつのことやら。

糸に限らず、端切れもそうだし、リボンとか捨てられない。だから、使える時に使い切ってしまいたい。

とは言ってもそうは問屋がおろさないんですよねぇ。泣く泣くほどくくらいなら、小さいボールにして撮っておけばよかった、とは友人の弁。

私も似たような経験ありますよ。袖を少し長くしたり、首回りを多めに編んでちょっとハイネックにしたりと。

編み物だと「良いわ、ちょっと残りは嫌だから使っちゃおう!」と言えることもないわけではないですが、料理はそうはいきません。ま、レーズンとかくるみなら少しくらい多くても良いけれど、砂糖、小麦粉などはそうはいかないし、ドライフルーツだって入れすぎたらゴロゴロしてしまうでしょう? 何をするにしても適量というか、適当なサイズというものがあるんですよね。

適当なサイズと言えば、プレゼントをする人の体型も考えなくてはならない大きい要素。身長が2メートルくらいある人ならスカーフが2メートル50センチだったってそれほど違和感はなかったと思います。逆に友人(1メートル50センチちょっと)のサイズで編んだマフラーは長身の男性には短すぎ。

ソックスだって足が大きい人にプレゼントするとなると普段自分が考えている毛糸の使用量など全部一回忘れて新しい情報をインプットしないと間違える可能性大。

編み物は単純作業と思われがちですが一筋縄ではいかないところがたくさんあるんですよね。

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体の大きさによってサイズを変える

どうしてもアメリカのパターンを使うことが多くなります。しかし、体が大きいアメリカ人のためのワンサイズのものを日本人の体型に合わそうとするのはなかなか難しいんです。アメリカ人だって体型はさまざまですからね。苦労している人、少なくないとは思います。

糸を細くしたり、針を小さい号数で編むのが一番の方法です。それで大抵の場合、ごまかしてきたものの、今回編んでみた Outlier というパターンは少し手こずりました。というのは日本人の中でも小柄の人のために編んでいるからなんです。そして、このOutlier、すごく太い糸を使い、ザクザク編みます。ゆるゆる編むとダラダラと体の前で伸びてしまいそう。さらに、肩幅がない人が着たらこう、ひどくバランスが悪くまるで借り物のポンチョになりかねません。

うーん、と悩み、とにかく細い糸と針、しかし、細すぎたらこのパターンの魅力が失われます。パターンでは10センチ10目という毛糸を使っているので、私は10センチ14目の糸を選び、針も9ミリから5ミリに落としました。

体をまとう部分は目数は変更せずに編み続け、しかし、片側がやけに短くなりそうだったので、その部分の段数を増やし、さらに、首の周りに近づくにつれて細すぎないように減らし目も調整しました。最終的に出来上がったものは、今乾かしているところ。水気がまだまだ取れていないのであまり綺麗な写真ではありませんが。。。

img_3639

横半分に折ると、台形になり、首の周りが28センチ、(もう少し細くしてもよかったかな) 台形の高さにあたる部分が22センチ、そして足にあたる部分が40センチとなりました。小柄な人にはちょうど良いくらいのサイズに収まったのでホッとしました。

img_3640

もう少し良い写真だと良かったんですけれどね。水から出したばかりなので。。ごめんなさい。

写真をRavelry で見ていただくとわかりますが、非常にアンバランスな素敵なポンチョというか、カウルというかなんですよね。とにかく、一つ作ってみることで構成が理解できたので、また、少し形を変えながら同じものを編んでみようと思います。糸の太さをもう少し太くしてこれまた全然違う雰囲気になりそうです。色も変えてみよう。

片側の肩が寒くなりそうなので、長い部分を体の前に持ってきた方がいいのかしらとか、着方もこれまた悩みますよね。作った友人は、寒い朝とかにとても便利なのよ、と言っていましたから、片方の肩がそんなに寒いとか、ないのかもしれませんね。私は寒がりなのでそう思うのかなぁ。

あまり太い糸がないんですよ。2本引っ張るという手もある、とか色々と考えて楽しんでいます。

そうそう、このパターンガーター編み、メリヤス編み、引き返し編みが練習できるパターンかもしれませんよ。

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そのカーディガン、ステキ!

これは、誰かが私のカーディガンをほめてくれた言葉ではありません。友人が編んだカーディガンがあまりにステキだったので私も編みたいなぁと言いながらサイズの話になりました。彼女が「着てみたら?」 「あら、いいの?」ということで着させてもらったときに、作った彼女が自分のカーディガンに対して発した言葉なんです。

自分で作ったものは大体、自分が身につけますから、鏡の前に立ったときくらいですよね、自分の作品を見ることができるのは。それに、自分に対してはどうも評価がからくなりがち。だから、よけいに他の人に来てもらうと少し第3者的な目で見れていいかもしれません。似合う、似合わないという要素もないわけではないでしょうが。

彼女は、ますますそのカーディガンが気に入った様子でした。

それぞれが作ったものを試着しあったりするのって楽しいですよね。こちらの人たちは背の高さから横幅まで本当にバラエティーに富んでいますから、なかなか交換して着ることはむずかしいんです。ショールなどならいいんですけどね。カーディガンとなると遠慮があります。実は、今回も友人が不安そうに「大きすぎるんじゃない?」 いえいえ、そんなことありませんでした。

また、誰かにモデルさんになってもらうと、「ストライプの色はコントラストを強くしたほうがよかったかしら?」 「次回はこの丈をもう少し短くしよう」など、考えられます。モデルをした側はサイズを自分の体で経験できるのでいいんですよ。針の号数、相手の人と自分の編むときの手のゆるさはどうかなどという細かなことを知り合えている長い付き合いの友人ならなおさらです。また、自分ではあまり興味を持たなかった作品も着てみたら着心地がいい、とか、形がおしゃれと、新発見もあります。

着させてもらってますますそのカーディガンが作りたくなりました。問題は毛糸選びです。自分が持っている在庫の中から作るか、彼女が使った糸にするか。また悩むことになりました。

最後に、試着するときは相手の方の了解を得てからにしてくださいね。と改めて私が書くことはないと思ったのですが、ちょっとそういう文句を聞いたことを2、3回ありますので。。。 当たり前のように作った手袋に手を通されてすごく嫌だった! などなど。。。

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体型によって好みは異なります

同じパターンを選んでも毛糸によっても、色によっても見え方が違ってきます。さらに、体型によってあちらこちらに手を加えるとまるで感じがとても同じパターンとは思えないようになるから面白いんです。

人間、いろいろな体型があります。日本人の中でも背の高さ、身体つきなどいろいろな姿がありますが、アメリカではその幅がもっともっと広いように思われます。

同じくらいの背丈でもバストが大きい人とそうではない人ではウェストからの増やし目の数に大幅な差が出ます。カーディガンなどでえりがショールカラーとなると胸の部分での増やし目が多かった分、下の方の増やし目を調整しないととてもフリフリした感じのカーディガンになりますよね。また、胸で取られる分、前身頃の丈が思ったほど出なくて短めに終わってしまうこともあります。

顕著に出たのが ‘hitofude’ です。大好きで3枚編んだことは前書きました。私はパターンに沿って編み、長さだけを調整しました。あまり中途半端な部分で止まられると気になりそうだったので。私も身長はありますが、私より背の高い人がパターン通りに編んだために前身頃がとっても短くなり困っていました。また、胸の大きい人は、私達から見たらとてもきれいにドレープする前身頃が胸を強調しそうでイヤ、とも言っていました。

1枚目編んだものの、短すぎたので、2枚はずっと丈を長くして、というよりも長くしすぎてダスターコートのようになってしまった人もいるんです。

どこにどうやって手を加えるかは本当に個人の体型、好みですから、他の人の意見をどこまで参考にして良いかはよーく考えないといけません。もっとも、自分の好みがはっきりしていないとこれまた困りますね。色だってそうですよ。好きな色を着ればいい。と言いながら、やっぱり体型の欠点が目立つような色を選びたくないのは女性の心ですよね。

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読解力と注意力が要求される、かな?

アメリカ人だからといって英語のパターンを読むのに苦労しないなんてことはありません。母国語だって書かれ方やら表現方法で「?」と思ったり間違えること少なくないんです。理解不可能に陥る人も見かけます。

読解力がないのかしら? と思われます。それと忍耐力と注意力。

「注意して読めばここに書いてあるじゃない。」とか、
「もう少し先までがんばって読んでみたらここの編み方がわかったと思うよ」なんてつい言ってしまいます。

まっすぐ編むものならそういうことはないのでしょうが、三角形のショール、そして身に付けるものとなったらますますです。

「自分でちょっとだけでも考えてみたら?」と言いたくなることもあるようなないような。

前回のカーディガンの話に戻ってしまいますが、同じパターンを作った人でも体型、目のゆるさ、そして好みによってコメントがかなり異なっているので、人々が書いたものをそのまま信用するのもまずいかなとも思います。もちろん参考にしてそこから自分がどういうものを作りたいのかということでいろいろ調整をするんです。だから、全く体型の違う人に「あなたはどう変えたの?」と言われても返事に困ります。

それに毛糸が水を通した後にどういう変化を遂げるかも大きな要素の一つですよね。

tea leaves Cardigan を数年前に作りました。使った糸はMadelinetosh DK 水を通したらひどく伸びてしまったので、もう一度水に通して伸びないように乾かしました。それでも、ちょっとだらっとした感じが否めません。柔らかくてすごく好きな糸なのですよ。でも、このパターンには合わなかったように思います。アメリカ人の体型と日本人の体型の差もあるかもしれません。

ウエストの周りがどうしても厚みがあるために、そのあたりをいかにカバーしながらきつくしすぎないか、これは大きな課題です。着るものを編む人は誰でも悩んだことが一度や二度はあると思います。気に入った毛糸を使えば糸がどういう変化を遂げるかとかわかっているので「え〜!」という驚きはないにしても、いつも同じ毛糸じゃつまらないですよね。冒険したいけれど、出来上がりが不安、そんなところでしょうか。

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カーディガンを作るのはここがむずかしい。

February Lady Sweater 編み上げましたが、つくづくカーディガンというか、着るものを作ることの難しさを感じました。パターンをそのまま作っていくことはとっても簡単です。しかし、人の体は曲線ですから、ある人にピッタリのデザインが別の人にはだらしなく見えたりしますよね。それをどう直していくかがむずかしいんです。

February Lady Sweater 写真で見ると、本当に可愛いですよね。今までずっと作りたかったのになぜか手が出なくて、というよりも毛糸が見つからなかったと言った方が正しいかな。パピーのブリティッシュエロイカを使いました。暖かくて本当に大好きな毛糸です。

だけど、パターン通りに編んだらこの毛糸では重すぎるな、とまず思いました。重さが加わると重力で下に下がったり形が崩れたりしやすくなります。だから、あのカーディガンが持つルースフィットを捨てることを決心。ちょっとスウィングぽくって可愛いパターンなのにと思いながらここは涙を飲みました。

そして袖。袖の太さもこれも問題。私が案山子のように腕をのばして「ほら、ここがこう下がって」というと

「でも、いつもそうやって手を横に伸ばしてきているわけじゃないでしょう?」と言われましたが、アメリカ人とは体型が違うんです。このまま編んでいったら腕が2本軽く入ってしまいそうになりました。

誤解しないでくださいね。私はやせてもいないし、華奢では全然ありません。腕は太いし、だからアームホールは大きめにしたいし、腕は長いしお腹も出ているし、とあちらこちらを修正しないとピッタリするカーディガンが編めません。テーブルの上に置いてどんなにステキに見えても腕を通してみたら「あれ〜?」では着る気になれないでしょう? その私の腕でもゆるゆるなのですからどれくらい太いかは。。。ご想像にお任せします。だから、ここも手を加えて細くしました。補足しすぎないようにするように注意をしましたが。

本当にむずかしいです。気に入ったカーディガンや、セーターを作るのは。。。 編んでいるときは平面で見ていますし、身につければ3次元になりますからね。

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ショール? ポンチョ?Viajante 完成しました。

とちゅうではかなり飽きてしまったMartina BehmさんというデザイナーのViajante ですができ上がってみるとなかなかステキでとても気に入っています。
毛糸は友人から譲り受けたWollmeise の lace-garnです。まだまだ糸はあまっているので何か他のものも作れそうです。

本来ならば、この毛糸をほとんど使い切るはずなのですが、私はそこまで長いショールにしたくなかったので途中で自発的(?)に強制終了しました

マフィちゃんも入りたいというので。

マフィちゃんも入りたいというので。

これ、ポンチョなんですよ。左右対称ではなく片側だけが長くなるんです。

いくつかパターンに従わずに作っているので、他の人たちとは微妙に身につけた感じが異なるかもしれません。もっとも、その人の体型によってすごく見え方は変わってきますからね。

IMG_5726

首のまわりが暖かくなります

首のまわりが暖かくなります

だらっとしたポンチョはイヤなので、細めに編んだために、身体の下の方にずるっと来ないで首のまわりにくしゅくしゅと集まった形になっています。このくしゅくしゅが好きです。もう少し下に引っぱることも可能ですが、伸びてもイヤなのでやめました。

今までの写真はポンチョのように首からかぶりました。しかし、次の写真は違います。

ショールのように肩からかけました

ショールのように肩からかけました

2枚重ねのショールになるためにとっても暖かいです。ショールとして使うのならもう少し大きいサイズでも良かったかもしれませんが、あのまま編み続けたら今度、ポンチョがずるずる下に引きずりそうになったかも。実際、数人の人たちのコメントの中に丈が長すぎて地面を引きずって歩いてしまうとありましたから。

後ろから見たところ

後ろから見たところ

根気がある方、ぜひ、編んでください。単調なパターンですが出来上がりはなかなか汎用性があるショールになると思いますよ。

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