糸にストレスをかけないために

日本では「かせ」であまり糸を見かけませんが、こちらではかえって「かせ」の糸を多く見るようです。「かせ」の糸はボールに巻くことから始めなくてはなりませんがここで幾つか注意があります。

スイフターとよばれる雨傘のような仕組みのものに糸をかけてボールワインダーでボールに巻きますが、この時にどうしても糸が引っ張られてしまうので、編み始める直前までボールにしないほうが良いようです。少し引っ張られてもワインダーからボールを外すと毛糸がリラックスするのを手で感じられます。でも、それも糸が少し伸びるのは避けられないみたい。

また、スイフターは雨傘のようなものがクルクルと回転してワインダーに糸を届けるわけですが、このスイフターがクルクル潤滑に回らないと、ボールワインダーに巻かれていく糸がスイフターの糸を引っ張るような感じになり、これまたストレスがかかってしまいます。糸は伸縮性があるので元に戻る力もあります。そうはいっても伸びきって細くなってしまった糸が元の柔らかさを取り戻すのはなかなか。。。

そして、ストレスとは少し違いますが、滑りやすい糸はスイフターを使わないで使う直前に手でボールに巻くことをおすすめします。滑りやすい糸をボールに巻くと使っている間に糸が滑ってこんぐらがってしまうんです。モヘアなど、こんぐらがると簡単にほどけなくて悲しくなるでしょう? 

友人に、糸は自分の手でしかボールにしないという頑固な人がいます。その気持ちもわからないではないですが、500メートル近くある糸を自分の手で巻くなんてちょっとムリ! それでも彼女はがんばります。他の友人はご主人がいつでも手伝ってくれるから私はスイフターもボールワインダーもいらないと豪語しています。

かくいう私はどうも糸が伸びきているような気がして気になって仕方がなかったんです。スイフターが木でできているので、木と木が触れるところの摩擦が強くて糸が引っ張られているのではないかという結論に達して新しいものを購入しました。まだ、様子見の段階です。

せっかく動物たちがくれた柔らかくて暖かい毛糸ですからそれを取り扱う私たちも心しなくてはいけませんよね。

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かせの毛糸をボールワインダーでまきます。

アメリカでは毛糸がボールで売っている場合、かせで売っている場合があります。お店が混んでいない時は、だいたい、そこのお店の人がワインダーでまいてくれますが、混んでいる時は、こちらもためらいますし、また、店によっては一人2かせまで、と決まりを作っている場合もあります。毛糸をまいている間、他の人のお世話ができないのですから、お店の人がルールを作るのも仕方がありません。

毛糸を買った人がワインダーを借りてもよいのでしょうが、ときとして、うまくまけないかせに出会うことがありますし、まいている客が何かして、毛糸がぐちゃぐちゃにならないとも限りません。こんぐらがってしまったかせをお店も引き取りたくないだろうし、買った側もアンハッピーで文句を言うだろうし、とむずかしい状況になります。

文句を言ったもん勝ち という風潮が強いアメリカですから、よけいに、めんどうくさいんです。

このように、かせの毛糸をこの器具にかけます。これは、かさのように、広がったり縮まったりします。

写真がぼけてしまいました。さっきの木の器具から、毛糸を引っ張ってこのワインダーに引っ掛けてまき始めます。

このように、かせの内側でちょっとこんぐらがっている毛糸もないわけではありません。これが以外とやっかいです。

このような毛糸だと、昔やったように、クルクルとボールにしてから、もう一度このワインダーでまきなおす、と2度でまになることもあるんです。

この毛糸でもう一人の義理の姉のためにLavalette を編みます。

coffeebeansさん にいただいたコメントにもありましたが、サザエさんのマンガではカツオが両手を出して、サザエさんが毛糸をまくのを手伝っていましたね。うちでも、いつも主人に頼んでいたのですが、400ヤードの毛糸は360メートルありますから、お互いに大変。イスの背もたれを使ったり工夫をしましたが、それなら、思い切って買ってしまえ〜。と購入したのが数年前。便利で便利で、もっと早く買えばよかった。

アメリカ人の中ではすごい人もいます。ひっくり返って足に毛糸の輪をかけて、自分でまくんですって。「一人暮らしだから仕方がないでしょ」、と言われたことがあります。でも、一人暮らしだってイスくらい。。ないのかなぁ。

ちがう色の毛糸。Madelinetosh merino light で Earl grayという色です。

まくのに、ほんの数分です。800ヤードの毛糸となると腕がつかれますけれどね。それと、あまり太い毛糸は家ではできません。でき上がりが分厚すぎて、ワインダーがまわらなくなってしまうんです。

こうしてボールになると、内側からも引っ張れますし、外からでもOK。2本取りの時に両方からの毛糸を使うことも多々あります。


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