人気が出るのはなぜ?

アメリカには数多くの毛糸のブランドというか、糸を紡ぐ人、染める人がいます。羊を育て毛を刈ってというところから始める人も少なくないのですが、さて、そこからどうやってその名前を人々に知らしめそして人々から「いい糸ね」と言われ、手広く売れるようになるのでしょう? インディダイアーと呼ばれる人のどれだけが数年後もその仕事を続けていられるのか興味があります。

madelintoshは今でも根強い人気を保ち、お店が発注しても届く日がなかなか定まらず頭を痛めるという話を聞きました。数年前は欲しい色の糸を手に入れるためには数ヶ月待ったこともありました。

かと思えば、Plucky Knittersという糸はなかなか手に入りません。ニュースレターを購読し、何月何日に売り出されるというとその数分前からパソコンの前に座り欲しい糸を手に入れようと躍起になります。それだって自分が欲しい糸を欲しい量だけ買えるかどうかは保証の限りではありませんからね。でも、ウェストコーストに住んでいる人は他の地域の人達より手に入れる機会が多いようです。というのはオンラインでの注文でなくファイバーショーなどで実際にPlucky の糸を変えることがあるからなんですよね。

今また人気のMiss Babs はそこまで苦労しなくても糸は買えます。持っている糸の色をいうとそれに合うような糸を提案してくれるというサービスもありますから友人たちはよくMiss Babsから購入しています。私もいくつか編みましたが、発色は本当にきれいです。

友人たちの間で人気があったのがWollmeise。この糸はドイツ製でドイツに直接注文します。(アメリカ国内の店でもオンラインで手に入らないわけではありませんがちょっと値がはります) オンラインで見られる糸はどちらかというといつも同じような色が多くそれほど一生懸命オンラインに行かなくなりました。ただ1カセが500メートルくらいあるのでそれが嬉しいんです。だって、一つの糸である程度の大きさのショールが作れますからね。

それにしてもなぜこれらのブランドがここまで人気が出るのでしょう? 口コミはもちろんだとしてもどこまでそれが広がっていくか? 今はSNSもあってフェイスブックなりtwitter なりあらゆる手段で伝えることはあったとしてもそれを信じて購入しよう、使ってみようと思う人の数が多くなかったら仕事としてやっていきませんよね。

どんどん新しいブランドがetsyにも出てきます。そこからどれだけのブランドが大ブランドと化すのか、楽しみです。

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編む前に毛糸を洗ったほうがいいとき

コントラストが強い2色の色を使ってショールを編もうと思います。いくつか候補のパターンがあり,どれにしようか迷っている楽しい時間です。使う毛糸はこれ。

Madelinetosh Merino Light の2色を使います。色はWhiskers, Espadrilles

Madelinetosh Merino Light の2色を使います。色はWhiskers, Espadrilles

友人がこの毛糸で2色使いのショールを編んだときに片方の色が色落ちしてもう片方の色にうつってしまい,ひどく残念がっていたのを思い出したので,これはいけない,と私も毛糸を洗うことにしました。一色使いのときには編み上げたときに水洗いをしますが色落ちしたところで何の問題もないですよね。もし色がでていたら水をかえて色が落ちなくなるまで洗えばいいのですから。そうすることでショールの下に着る洋服への色落ちを防ぐことができます。

水に入れたところです。洗面所なので照明があまりよくなくて...

水に入れたところです。洗面所なので照明があまりよくなくて...

それほど色は落ちませんでした。洗わずに編んでも大丈夫だったかもしれません。でも,あとで後悔するのはいやですものね。
水洗いをするときには編んだものをブロックするときに使う洗剤を少したらし,また,お酢を少し足すことで色落ちを止めることができるんです。

洗ったあとはお風呂場に干します

洗ったあとはお風呂場に干します

シャワーヘッドにかけておいてもいいですし,タオル掛けでもいいです。水が少したれてもバスタブの中なら大丈夫。数日して完全に乾いたらボールに巻いて編み始めます。

今までにブロックしたときに色が落ちたもの,そうでないものと同じブランドの毛糸でもありました。だから,色が違う毛糸を何色か使って編むときには前もって毛糸の色落ちをチェックすることをお勧めします。思っているよりも簡単ですよ。かせをを結わいている糸をとらずに洗えば(水につければ)こんがることもほとんどありません。

photo 4

乾くまでに編むパターンを決めようと思います。編みたいものがたくさんありすぎるんですよ。

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質が良いものは美しいし,悲しいかな(?)高い。。。

もうすぐ編み上がるショートソックスの片側を編み上げたいのに,どうしても書きたい気持ちが勝ちました。

ちょっと前に,幸田真音さんの「舶来屋」を読んだんです。普段、私が考えていることがあちらこちらに見つけられて,膝を打ちながら(ウソですけれどね)読んでいた,そんな感じ。皆様も,よろしかったら,ぜひ手に取って読んでみてください。ヨーロッパブランドを日本に紹介した方を主人公にしたフィクションとノンフィクションの両面を含んだ一冊です。

ブランドと言えば,エルメス、グッチ、シャネルなど,高価なものばかり。でも,よーく考えたら裏には職人さんたちの長い時間をかけて築き上げた技術、鍛錬、信条、プライドなどいろいろなものが一つになりでき上がったものですから,高価なのが当然。もちろん選び抜かれた材料を使っているのですからね。だからこそ,ブランドなのだと思います。指をくわえて「いつか欲しいな〜」と夢見るのがブランド。

しかし,今ではそのブランドも,その土地に行かずとも購入することはできるし,まがい物はあふれているし,アウトレットなんかできてしまったら,その価値はどん底に落ちていく。。。というのはちょっと過激? 夢を与えてくれるはずのブランドが,なぜか,夢ではなく所有欲ばかりにかられる人間を作るものになってしまったのはとっても悲しい,と思う今日この頃なのですが、こんなエピソードを思い出したんです。

去年,息子にカウルを編みました。写真を載せられないのが残念。Swan Island という会社の fingering yarn 。パキパキの Made in U.S.Aの糸です。だから,根も張りました。しかし,「アメリカの地場産業を助けずどうする!」 とつい,がんばってしまったんですよね〜。 2かせ使いました。60ドルでした。でも,出来上がりは,軽いし,暖かいし,色もステキで私も大満足の作品となりました.

彼のカウルを見た,会社の同僚が

「そのカウル,すごくいいね。ぼくも買いたいんだけど,どこで買ったの?」
「いや,母が編んでくれたから。。。」
「頼んだらぼくにも編んでくれるかなぁ?」 というところで次男から電話があったんです。

「編んでくれる?」と。
「毛糸代だけくれれば編んであげる。材料費はいただかないと困るかな。。あなたと同じ毛糸を使うなら60ドル。別の毛糸を使えばもう少しエコノミカルにできるわよ」

数時間後,次男からまた電話。

「同僚が,60ドルのカウルなんて聞いたことがないよ。町を歩けば10ドルくらいのカウルがあふれるほど売っているのに」

ということで話は立ち消えになったそうです。そう,彼の言う通り,廉価のカウルはあちらこちらで手に入ります。でも,触ってみたり,首に回ってみたら,私のカウルとの差は確実にわかるはず。。と思った数分後,こうも思いました。

「質がよいものを価値を認められるだけの目、心を育んできていなかったら,質の良さがわからないかもしれないなぁ」と。

自分のものにしなくても,お店を回ったり,手に触れたりで,質の良さを感じられる感性は誰でも身につけられるものだと思うのですよ。使い捨て文化で,「安ければいい」いえ,「安い方がぜったいにいい」「安くないものはよくない」という考えが主流になりつつあるアメリカでは,質の良さを見る目を育てるのはかなり難しそうですが。。。

そう,最後になりましたが,もうすぐ始まるオリンピック。アメリカ選手団のユニフォームがRalph Laurenがデザインしたものなのですが、なんと、made in China だそうです。国を挙げて戦うオリンピックのユニフォームが自国で作られたものではないことに,いろいろな意見が飛び交っています。それでなくても失業率が高いアメリカで,どうして国内で生産したものを着用しないのか? 私も同感でした。



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