無理に使わなくてもいい

編み物、パッチワーク、洋裁、ビーズ、いろいろ手作りの趣味をお持ちの方はついつい買い込んでしまって、材料の在庫が山積みになるなんていう経験ありませんか? 買った時は絶対にこれが欲しい! とか、⚪️⚪️を作るために買っておこうなんててにとったものの時間が経つにつれて忘れてしまったり… よくあることですよね。

お金をかけて買ったのだから、使わないなんてもったいない、申し訳ない、と思うことがよくあって引っ越すたびに一緒に移動してきたものたちですが、いろいろ考えておそらく編まないであろう糸たちは寄付することにしました。自分が抱えていて使わないなら、誰かに使ってもらった方がいいに決まっていますし、楽しくなく編み物をするのは何か間違っているように思うんです。

どの毛糸とサヨナラができるかわかりません。でも、少し減らそうと思います。そうしないと私に何かがあったときに子供達が愕然としそうですから(笑)

そんなことを考えていたら、今日、つねに一つのものしか編まない友人に言われました。

「あなたが、幾つものプロジェクトを抱えているという話を聞いて、考えたのよ。それも悪くないなって。今まで、一つのものが終わるまで次のものは始めない、と決めていたから誰かが編んでいたものがどんなに素敵であってもそれを始めることはしなかったのよね。でも、それじゃ、せっかくの編み物会の楽しみを私は味わっていないな、と思ったのよね。だから、一つとは決めないで「あれステキ!」と思ったらやり始めてみようと思うの。必ずしも編み始めたものが全部気にいるとは限らないじゃない。苦痛になっている時だってないわけじゃないんだもの」

いいこと言うじゃない。と思った私は

「プロジェクトバッグが必要よ。それぞれの編みかけのものをちゃんと巾着袋にしまっておかなくちゃね。パターンと一緒に」と言っておきました。そうしないとわけわからなくなりますからね。

そう、人生、楽しめる時に楽しむのがいいんですよ。自分に「こうあるべきだ」と課すのはもうやめましょう。

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チャートに勝つものはない!

アメリカに来てからずっと編み物をしませんでした。だって、その時はまだまだチャートがこの国には普及していませんでしたから、1段1段の説明を追っていかなくてはならず、さらには訳がわからない略語がたくさん飛び出してくるものだから、あきらめていました。

少しずつチャートが人々の中に広がり始め、そして、少しずつ略語がわかるようになってからこちらのパターンで編み物をするようになったと思います。

そう入っても、やはりチャートに勝つものはありません。

1段ごとの説明がないにしても、言葉による説明だけだと、どういう風に出来上がっていくのかは全部読んで、「あ、こういうことね」とわからないといったいどうなっているのやらとにかく五里霧中。

そこで、とにかくチャートとまでいかずとも図にしてから編み始めるんです。

たとえば、10段ゴム編み、20段メリヤス編み、減らし目1段、またメリヤス20段、減らし目の段を1段、メリヤスを25段、それから袖の減らし目、というときにはどうやって減らしていくのかを図にするんです。これをすることで、編みながら、もう少し減らしを多くしたほうがいいかも、というときにはメリヤス20段を15段にして、減らし目を3回にすることも前もって計画が立てられますからね。

図にして目の前にどういう形で編んでいくのかがはっきりわかると、どうしてそういう編み方をするかという理由が納得できるんです。それがなくてただ単に、言われた通りに編んでいるだけでは不安がつきまとってしまって。。。

それにしても、どうしてチャートを苦手とするのだろう? これくらいわかりやすいものはないのに、と思うけれど、これはおそらく「慣れ」の問題なのでしょうね。私が、懇切丁寧な編み方の説明になれなかったのと同じで。

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木のボタン

友人のお店で編み物をしながらおしゃべりをしていたら男性が入ってきました。彼はボタンを作っているようで友人とも顔見知り。サンプルのようなボタンを持ってきて言うには、

「急いで車に飛び乗ってきたから財布を家に忘れてきちゃったんだ。車にガソリンを入れないと家まで帰れそうにないし、フェリー代も持っていなくて困っているんだよ。」

友人は

「そのボタン、全部買い取るわよ。ほら、ここにあなたのボタン、置いてあるでしょ。」

すると男性は

「そう言うわけにはいかない」と言うけれど、じゃぁ、どうやって家に帰るつもりなのでしょう?

結局、友人が20ドル札1枚を差し出して、ボタンを購入。それがこのボタンたち。

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Madrone の木の枝を切って紙やすりで削り、穴を開けたものですが、見ていただけるとわかるように、木目が面白く出ているんですよね。さて、この木は北アメリカに多く生息するそうです。日本語ではいったいなんと言うのだろうと調べたら、「いちごの木」だそうです。確かに英語でもstrawberry tree と言うそうですから、あながち間違いではないでしょう。

男性の言葉が本当か嘘かはわかりません。でも、素敵なボタンを手に入れたと思えば彼の言葉の真実はあまり関係ないのかもしれませんね。

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Seamen には暖かい帽子を

海で働く男たちのために(?)帽子を編んでいます。なぁんて、たまたま海軍で働いている友人からの頼みで帽子を編んでいるんです。どうしても水に濡れることが多い職業柄、暖かい帽子が必要。そこで、耳の部分が2重になっている帽子を編みました。

色も、汚れが目立たない色にしてほしいというのですが、家にあったのはこの色の糸。これは太さもちょうどだし、暖かいし、これを使わない手はないと、編みました。うまく2重にするのが最初、時間がかかりましたが、一度やって見たらあとは簡単、と3つ編んでしまいました。そして、別の色の糸でもう1枚。それは薄いグレーなので、もし使ってもらえなかったら他のチャリティーに回します。

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写真ではブルーに見えますが、もっとグリーンがかっている色です。耳の部分は2重で、あとはガーター編みです。とにかく頭を暖かく、ということだけを考えられているパターンです。

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内側の部分を違う色の糸で編みました。普通に作り目をして、例えば20段メリヤス編み。裏編みの段を1段。そして20+1段メリヤス編みをして、針にかかっている目と作った目を2目一度品があらぐるっと編むと210になっているんです。かぎ針で作り目をしてもいいかな、とも考えましたが、その必要もないようでした。

少しでも快適に海での仕事ができることを願ってもう1枚くらい作ろうかしら。

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手編みはお金がかかってない?

ある人が言いました。「私の家族はプレゼントに手作りのものをあげると、買うよりも手作りをしてお金を安くあげているのね、と言うの」

手作りの方が安上がりだという印象を持つ人はもしかしたらいまだに少なくないのかもしれませんね。でも、毛糸の価格を考えたらそれがいかに間違っている認識かがわかります。さらに、素材が良い毛糸を選んだらなおさらです。そこに、編んでいる人の愛情、時間、そして手間がはいるのですからどんなに暖かいプレゼンになることか。

また、手作りは市販のものよりも形が悪いとか、出来上がりの見栄えが悪い、と思う人もいるのかもしれませんね。もっとも、何をするにしてもまだまだ初心者の時にはなかなかうまくいかないもの。でも、そういう時期をへて誰でも技術を上達させて行くのだから、仕方がないことです。練習を積んで皆、いろいろなことができるようになるんですよね。家族ならそれを応援してほしい、と思います。

どんなに素敵で複雑なパターンのショールをプレゼントしても、

「あら、これあなたの手編みなのね」とフンと鼻であしらいクローゼットの中にしまわれるのを見て、彼女はもう2度と手編みのものを編むまいと決心したそうです。

ふと思いついて彼女に言いました。

「あなたが編んだものをどこかで買ったことにしてプレゼントして見たら?」 と。人を試すようなことをするのは好きではありませんが、実際目の前にあるものを見て判断するのではなく、「手編み」か「市販」かというレッテルで判断する人の、基準がどの辺にあるのか、少し見えるような気がししたものですから。

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あなたの孫にセーター編んでいいかしら?

編み物仲間の中にとても現実的な人がいます。自分の家族に何かを編んだってクローゼットからあふれるだけ。それなら誰かのために編みたいし、小さい子供のものならすぐに編めるし、ということで、

「あなたの孫にセーター編んでいい?」 という質問が飛び出すんです。しかも、自分で毛糸を買うといいます。

しかし、編んでもらってさらに毛糸まで買ってもらうわけにはいかない、と「自分で毛糸は買うわ」という人の方が多いです。しかし、どの人もみんな編み物をします。だから、どの孫もそれなりに手編みのセーターとか帽子はすでに持っているはず。。。 

編み物をしない人ならまだしも、編み物をする人に手編みのものをプレゼントすることは避けるようにしてきたんですよね。でも、気持ちは気持ちですから、「してあげたい」という気持ちがどういう形で出るかは人それぞれなのかもしれません。

でも、ソックスとかは家族の分を編むのはそれなりに大変だと思うんですよねぇ。足が大きかったらなおさらでしょう? 

手編みのプレゼントが手慰みのプレゼントにならないようにと、これだけは心がけているつもりですが、それでも押し付けのプレゼントが渡っているかもしれません。冷や汗と笑いです。

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パターンと本を買って来ました

あ〜、疲れた。という言葉が一番に出て来ます。しかし、子供の頃から遊びに行って「疲れた」という言葉を言うのは何事だときつく叱られて育って来てますから、大声で言えません。しかし、やっぱり疲れました。

毛糸屋さん3軒に行って、おいしいものを食べて来たのですから疲れてなんかいてはいけないんです。

何を買って来たのかしら、とスーツケースをのぞいてみたら、毛糸は少し。あとはパターンと本がたくさん出て来ました。サンプルが飾られていると「これを作ろう」と思い、じゃ、パターンを買って行こうとなりますし、ポートランドには大きい本屋さんがあるものですから、ついつい本を買ってしまうんですよ。

Powell’s という本屋さんは入ると店の地図があるくらいのサイズで(日本では大きい本屋さんもありますから驚かないかもしれませんが、アマゾンが台頭しているアメリカではこういう本屋さんはほとんど見なくなりました)所狭しといろいろな本が並んでいるんです。

小説を4冊と編み物の本を1冊買って来ました。読むのが楽しみです。

パターンはカーディガンが1つ、ショールが一つ、ポンチョが一つ。欲しかった帽子のパターンは手に入りませんでした。これから家にある毛糸とにらめっこしてどれを使うか決めます。

「今度はどこに行こうか」と帰りの車の中はそんな話が出て来ました。一緒に行った人たちは編み物仲間。しかし、私は彼女たちと知り合ってまだ半年くらい。週に1、2回数時間、編むだけですからそれほどどういう人かも知らない人たちばかりなんです。でも、みんな、大人ですし、わがままを言わないし、それぞれの自由を許すし、融通がきくところがいいのでしょうね。

運転してくれた人にはガソリン代、ホテルでの駐車場代などを含めて他の人がそれぞれ50ドル出すことになりました。私はどうも現金を裸で手渡すのが気がひけるのですが、他の人たちが車から降りるときに「じゃ、これね」といって50ドル手渡しているのに「次に会う時まで待って」と行って、ちゃんと袋に入れてというわけにはいきませんから、仕方なく、「ごめん、個人的にはこうして現金を渡すのは気がひけるのだけれど」というと、彼女はその辺わかっていて「日本人の人はそうよね。でも、私たちはアメリカ人だから気にしないわ」ということでした。

これから、お茶でも飲んでゆっくりします。

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