フェリーで移動

今日はフェリーでカナダのビクトリアからアメリカワシントン州のポートアンジェルスという街に戻ります。アメリカのワシントン州のフェリーとの大きな違いは、ワシントン州のフェリーでは渡航中、車の中にいることは許されますが、カナダからアメリカへのフェリーでは犬も含めて車の中に残ることは許されません。途中で車に戻ることも禁止されています。さらに、できるだけ多くの車を載せるために車と車の間はやっと一人の人間が降りれるか降りれないくらいの間隔でとめらされます。とても大型犬が飛んで乗り降りする空間などありません。

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特に今は夏休みでフェリーは混雑していますから、来るときは、後ろから乗って来る車に合図して待っていてもらってマフィンを車から下ろし、ビクトリアについたときはこれまた後ろの車を待たせてマフィンを乗せました。車と車の間をぬって自分の車に戻るのもこれまた大変。また、到着前には車で来た人たちが一斉に下に降りるので階段も大混雑。階段から人の姿がなくなったのを見計らってマフィンは連れて降りなくてはなりませんでした。マフィンは一度降りだすと途中で止まれません。すごい速さで駆け下りるのでお年寄りなどが前にいると危険なんです。

ということで、今回は私はマフィンと歩行者として主人は車で乗船したんです。チケットと氏名、年齢を書いた紙とチケット、グリーンカードを持ち列に並びましたが、ここでまたちょっとした問題が。アメリカ入国手続きというわけではありませんが、パスポートコントロールがあるので人によって時間がかかります。列の進みが遅く、マフィンは座ったり立ったりと神経痛の彼女にはかわいそうでした。

ともあれ、無事に乗り込み、4人がけの席を確保。主人が来るのを待ちました。たまたま彼が車を止めたところが、左側が大きく開いているということ。これなら、ドアを広く開けてマフィンも乗れるから別々に船を降りずとも一緒に車でアメリカに入国できるね、というものの、頭数に狂いが来ても良くないかしら、とパーサーに聞いたら、軽く「いいよ」という返事。税関審査もあるので、時間がかかるんですよ。だから一緒の方が便利なんです。

地続きとはいっても違う国ですからね。パスポート持ったりグリーンカードを持ったり、マフィンの予防接種の証明書を持ったりと大変です。そうそう、一度も聞かれたことはありませんが、彼女のドッグフードもカナダ側に渡るときは封が切っていない新しい袋を必ず持っていきます。一応そういう規則になっているので用心のためですね。

1時間半の船の中ではマフィンはとても大人しくしているので私たちは読書をしたり編み物をしたりゆったりとした時間を楽しめます。マフィンもキャビンの中に一緒にいられるのがありがたいです。ワシントン州のフェリーでは犬は風がピューピュー吹くデッキしかにしかいることができませんから、寒い時にはとても乗れません。

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あと少しでポートアンジェルスに到着します。

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カウチンの帽子

旅行に行って楽しみなのはいろいろな人との出会いです。今回、カナダのビクトリアにやって来て出会ったのがイボンヌという女性。彼女はインナーハーバーの横に座ってカウチンの帽子を編んで売っていました。カウチンの糸が見えたので大急ぎで彼女のところに行って声をかけました。

帽子は売れてしまったのか2個しか残っていませんでした。値段を聞いて、一つを手に取りかぶって見たのですが、私は髪の毛も多くて帽子は大きいサイズでなくては合わないんです。

「これ、小さすぎる」というと、彼女は

「今、編んでいるこの帽子はあと1時間で編みあがるからその頃に来て」というので、一度ホテルの部屋に戻り、マフィンを連れて戻ると1時間もしないというのにすでにその帽子は出来上がっていて彼女は次の帽子にとりかかっていました。その帽子がこれ。

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糸が太いので(カウチンですから当たり前ですが)冬にとても暖かそうです。イボンヌは頭の中にパターンががいくつも入っているから記憶だけでいくつもの種類の帽子が編めると言っていました。カナダの冬の気候には必需品かもしれませんね。

一時期日本でも、カウチンがとても流行った時期がありました。あの時のカウチンブームはどこに行ってしまったのでしょうね?

その後、数日ビクトリアに滞在しましたが彼女の姿を見ることはありませんでした。次回、来た時にまた会えたら、と思います。

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戻ってきた手帳

編み物をしていると本当にいろいろな人と出会い、おしゃべりをする機会に恵まれます。

これも先日、たまたまカフェで出会った女性の話。彼女は旅行中で、近くの毛糸屋さんをまわってきたと、毛糸やパターンが入った袋を見せてくれました。そして、

「聞いてくれる? いい話なのよ。この間、フロリダの毛糸さんで買い物をしたとき家、その後に食事したレストランに、編み物の手帳を忘れてきたの。編んでいるもののパターンの名前や、使っている針の号数、そして、自分で手を加えた部分を書き込みながら、その日あったことを少しだけだけど書いてきた、私の日記みたいなもの。毎日持って歩いているものだから見つからなかったときは大ショック。落ち込んじゃったわ。別の手帳を買ってまた新しく始めたのだけれどね、その手帳の中にたまたま友達の住所がかいてあったものだから、拾ってくれた人が彼女のところにその手帳を送ってくれたの。そして、私の手に戻ってきたというわけ。編み物をしない人だったら中を見たってまるで暗号が並んでいるようにしか見えないだろうから、きっと忘れてきたのは毛糸屋さんだったのね。私の電話番号も名前も書いてなかったから唯一の手掛かりの友人宅に送るしかなかったのでしょうね。でも感激。わざわざ郵便局まで行って送ってくれたのですもの。その人にお礼をと思ってさっき紅茶を買って来たのよ」

金銭的に価値があるものではないけれど、自分にとってとっても貴重なものってありますよね。それをなくしてしまったら、暗〜い気分になってすごくがっかりしているだろうなぁ。ちょっとした人の親切だと思っても相手の人に与える暖かみってすご〜く大きいのでしょうね。

全く見ず知らずの人でしたけれど、この話を私にしてくれているときの彼女の表情はとっても嬉しそうでした。

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羊じゃないの。ヤギなの。

旅先で見つけた素敵な色の毛糸。どのような糸かというと Merino, Pygora and Tussah Silkが入っている糸。Pygora? 聞いたことがあるような気がするけれど、あまり覚えがない。そこで、お店の人に、

「すみませーん、Pygoraって何ですか? アンゴラと何かをかけあわせたもの?」と尋ねると、

「これは、羊の種類よ」 初めて知りました。私はアンゴラウサギと、うーん、Python(蛇の種類)のはずないしなぁ、と思っていたので、なるほどと思いながら、ま、一応聞いてみようと、私の物知りのお師匠さんにテキストしました。

「Pygoraって使ったことある? 羊の種類って言われたんだけれど」

返事がすぐに戻ってきて、

「羊じゃないわよ。ピグミーゴートとアンゴラゴートを掛け合わせたもの。私はあまり好きじゃないけどね」だそうです。

羊じゃないじゃない。ヤギですよ、ヤギ。まさかお店に戻って「すみませーん、違ってますよ〜」というわけにもいかないし、何もせずに戻ってきました。色がとてもきれいなので手が伸びました。

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きれいでしょう? 家に戻って調べて見たら、そう、お師匠さんがいうのが正しかったようです。自分のお店で扱っている糸ですから、正しい情報をお客さんには伝えないといけませんよね。Pygoraがめずかしすぎるとも思えないし。。。

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思い出の「間違い」

ワインのティスティングルームであったフロリダに住む女性との会話です。

彼女はワインを片手に編み物をしていました。わけないか。編み物は片手ではできないから。ともかく、ワインを飲みながら生まれてくるお孫さんのためにカーディガンを編んでいたんです。トップダウンですから首回りから初めてボタンダウンも編み出す私好みのシンプルなパターン。

しばらくして気がついたのは、2目ゴム編みがいつ間にか数段メリヤス編みになっていること。あらら、まだ酔っ払っているわけじゃないのに、と睨みをきかせながら編み物袋にしまったところに私がお店に入って行ったようです。

私はアルコールは飲みませんから、ただ、それまで飲んでいた主人を迎えに行っただけなんですけれどね。夕食をどこかで食べようかと思って。

このカップルの男性と立ち話をしていた主人が私に「彼女も編み物をするんだよ」というところから話が始まります。前書きが長くてごめんなさい。

彼女は私に間違えてしまったカーディガンを見せながら、

「これなのよ。いやでしょう?」 というから
「そこだけほどいてかぎ針で目を拾えば?」 と私。
「私もそう思ったのよ。でもね、主人が「君、それはほどいちゃダメだよ。この島への旅行の思い出にすればいい。これから生まれてくる孫がこのカーディガンを着た時に、その間違えたところを見て、今回の旅行の時に編んでいたんだな、あのワインを飲んでいたな、と思い出せたら素敵じゃないか」と言うのよ。だから、ほどくのやめようか悩んでいるの」

なんて素敵なご主人様。思いついて言いました。

「その間違いをパターンにしてしまえばいいのよ。ゴム編みとメリヤス編みを交互に編んだら、それはそれでパターンとして成り立つもの」

「それいいかも」という話に始まり孫の写真を見せ合い、犬の写真も見せ合い、立ち話が延々と続くのでした。

それにしてもご主人様の提案はグッドアイデア! 拍手を送りたいです。「思い出」の一つとしてとっておけますものね。ナイスなご夫婦でした。

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パターンと本を買って来ました

あ〜、疲れた。という言葉が一番に出て来ます。しかし、子供の頃から遊びに行って「疲れた」という言葉を言うのは何事だときつく叱られて育って来てますから、大声で言えません。しかし、やっぱり疲れました。

毛糸屋さん3軒に行って、おいしいものを食べて来たのですから疲れてなんかいてはいけないんです。

何を買って来たのかしら、とスーツケースをのぞいてみたら、毛糸は少し。あとはパターンと本がたくさん出て来ました。サンプルが飾られていると「これを作ろう」と思い、じゃ、パターンを買って行こうとなりますし、ポートランドには大きい本屋さんがあるものですから、ついつい本を買ってしまうんですよ。

Powell’s という本屋さんは入ると店の地図があるくらいのサイズで(日本では大きい本屋さんもありますから驚かないかもしれませんが、アマゾンが台頭しているアメリカではこういう本屋さんはほとんど見なくなりました)所狭しといろいろな本が並んでいるんです。

小説を4冊と編み物の本を1冊買って来ました。読むのが楽しみです。

パターンはカーディガンが1つ、ショールが一つ、ポンチョが一つ。欲しかった帽子のパターンは手に入りませんでした。これから家にある毛糸とにらめっこしてどれを使うか決めます。

「今度はどこに行こうか」と帰りの車の中はそんな話が出て来ました。一緒に行った人たちは編み物仲間。しかし、私は彼女たちと知り合ってまだ半年くらい。週に1、2回数時間、編むだけですからそれほどどういう人かも知らない人たちばかりなんです。でも、みんな、大人ですし、わがままを言わないし、それぞれの自由を許すし、融通がきくところがいいのでしょうね。

運転してくれた人にはガソリン代、ホテルでの駐車場代などを含めて他の人がそれぞれ50ドル出すことになりました。私はどうも現金を裸で手渡すのが気がひけるのですが、他の人たちが車から降りるときに「じゃ、これね」といって50ドル手渡しているのに「次に会う時まで待って」と行って、ちゃんと袋に入れてというわけにはいきませんから、仕方なく、「ごめん、個人的にはこうして現金を渡すのは気がひけるのだけれど」というと、彼女はその辺わかっていて「日本人の人はそうよね。でも、私たちはアメリカ人だから気にしないわ」ということでした。

これから、お茶でも飲んでゆっくりします。

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ツアーガイド

ポートランドは何回か来たことがあるので、なぜか私がツアコンをすることになりました。地理が頭の中に叩き込まれているという理由から。ツアコン、気を使います。まず、皆の足の具合から始まります。ポートランドは公共の乗り物があるのでそれに乗るか乗らないかから始まるんです。

「これくらいの距離歩くけど、大丈夫?」という質問に、

「全然平気」という人、
「ゆっくりなら歩けるわ」という人。

それなら、ゆっくり歩きたい人に先頭を切ってもらうことにして彼女と一緒に歩き出しました。道筋に毛糸やさんがありましたが、そこは11時にならないとあかないために、後に回して、前に進みます。Powell’s Book Store という誰もがよだれを垂らしそうな本屋さんがありますが、それも後にしないと荷物が重くなり歩けなくなります。そこで次の毛糸やさんに向かって歩き続けました。

Knit Purl というお店にたどり着き、思いのままに毛糸、パターン、小物を手に取り歓声をあげながら店の中をさまようこと約1時間弱。椅子に座り本をパラパラ。サンプルのショールを首に巻く人、パターンのありかを質問する人、まぁ、好き勝手に動き回りお金を払って店を後にしたときには誰もがもう幸せそうな表情をしていました。

「これなら、次の場所に向かっても歩けるな」と判断した私は、一人の人が行きたがっているSaturday Marketに向かって出発。いろいろなアーティストが店を出しているマーケットなのです。面白そうといっても、人は多いし、店はたくさんあるしで、だんだんみなが疲れて来ているのを感じた私は皆をまとめて

「Powell’s まで戻ってそこでお茶にしましょう。軽く食べるものもあるだろうし」

反対の意見があるはずがありません。本屋さんまで戻り混んでいるコーヒーハウスで3人と2人に分かれて座りランチ。それから一人は友人に会いたいからと別行動。もう一人は疲れて動けないからコーヒーハウスに残って荷物を番する役をかって出て、私とあと2人は本屋さんの中に出かけて行きました。

最初に開いていなかった毛糸屋さんに行きたいという意見を聞き、どうせホテルへの帰り道だからとそこにより、その間に一人の人はカップケーキを買いに出かけ、皆でホテルの部屋でお茶を飲みながらカップケーキをいただきました。

お腹がいっぱいになると眠くなるのは誰もが同じ。一人は昼寝をしたいと言い、残りの3人はもう一度昨日行った毛糸屋さんに行こうと話がまとまりまた外に。

そのあとは5時半に夕食のために集合することを決め各自の部屋に戻って休みましょう、ということでいまこれを書いているわけです。

書いているうちに随分いろいろなところに行ったなぁと急に疲れが出ています。

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