日本語はステキ

日本語と英語の行ったり来たりの生活をしていると二つの言語の表現の違い、もしくは論理の違いを感じてとてもおもしろいと感じることが多々あります。

先日、あるショールを編み上げて端の始末をしていました。最後だからつい気を抜きたくなりますが、きちんと仕上げないと出来上がりが全然違うんです。きつく始末してもゆるすぎてもダメ。

そんなことを考えながら始末をしている時にふと思ったのが、日本語ならば

「すそが平らにならない」から始まり
「すそがビラビラしてしまう」とか
「すそが波打っちゃって」
「すそが平らにならなくてふわふわしてる」いろいろ思いつきますが、

英語だと
“The edge is not flat”
“The edge looks wavy” くらいしか思いつかない。。

私の英語力不足なのかもしれませんが、日本語というのはとにかく表現がこれでもかこれでもかとあるんですよ。日本語を教えている時にもすごく感じます。逆に教えにくい。だって、あまりにたくさんの言い方があるのですもの。

私はこの二つの言語しか知りませんからきっと、日本語のようにいろいろな表現を持つ言語も他にはあるのでしょうね。こんな言語を母国語に持つ私たち、日本語の素晴らしさを自分たちがもう一度認識しないといけませんね。

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お店の存続はむずかしい

アメリカ経済、アマゾンの一人勝ちの様相が見えています。そんな中、個人経営の店は続けるのが本当に難しいようです。開店したは良いけれど、どのように集客し、固定客をつかみ、人の心を離れさせないようにサービスするかという努力は私の想像を絶するものだと思います。

そんな中、しっかりその地に根付き派手ではないけれどきっちりした仕事をしているお店というのは見ていても気持ちが良いくらい店の中はさりげなくデザインされているし、オーナー、働いている人もセンスがあってさらに、人との会話と間のとり方がとても上手だなと思われます。

今日行った毛糸屋さんでがっかりした点。

1)店番している青年がだらしないカーディガンの着方をしていたこと。そう、どのような服を着るのだってその人の自由ですが、やはりお店のイメージというか店の雰囲気を前面に出してくるのが働いている人だと思うんです。自由な服装はいいけれど、ダラダラした服装はちょっと、というのが私の印象でした。

2)探している毛糸がわからない。別にすごーく珍しい糸を探していたのではなく、そのお店で売っているブランドの糸。糸についての知識は持っていてほしいと思いました。

3)ネットがダウンしてしまい、カードでの支払いが不可能となりました。それなら伝票に手で書くとか、キャッシュで支払える人はそれなりの対応をするとかしないで、ネットの操作ばかりで並んでいる客に対しての対応なし。一人で切り盛りしていたので仕方がないといえば仕方がないのかしら? でも、並んでいた人の中には糸を棚に戻して店を出て行く人も。私は探していた糸がなかったので何も買わずに店を後にしました。

このお店にももちろん固定客もいるだろうし、たまたまこういう日に私が当たってしまったのかもしれません。しかし、もう一度行きたい? と問われたらおそらく首を横に振ると思います。

ビジネスの世界に足を踏み入れるのは本当に大変なことなのでしょうね。私のような客側は好き勝手なこと言っていますから。

色を遊ぶ

前述しましたように、私には絵心というものがないようです。中高の美術の成績は惨憺たるものでそれ以来、私は絵を描くことが大嫌いになりました。でも、色を見るのは大好き。

太陽のあたり方で微妙に変わる海の青い色、そして雲の後ろに隠れた太陽が差し込み、雲の輪郭がオレンジ色になるときなど、「生きていてよかったぁ」などと大げさに(?)喜びます。誰も見ていないのだから色鉛筆とかクレヨンでスケッチしてみようかなと思いながらもどうも尻込みをするんですよね。これ、やっぱり高校時代のイヤな思い出を引きずっているのでしょう。

編み物も一緒です。暖かさが大切だと思いながらもきれいな色の糸を見るとフラフラっといってしまいます。そしてついつい買い込んでしまうんです。サァ、何を作るのかしら? というのはあとで考えます。

要するに色で遊んでいたいんでしょうね。折り紙とか千代紙も見るのは大好きです。

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この3カセを使ってまたThe Shift を編みます。Spincycle の糸は毛糸屋さんでも売っていますが、私はSpincycleに行って購入してきました。悩む私に色を選んでくれたのは染めを担当しているRachel。とにかく忙しいときに時間を取ってくれて本当に感謝。

いろいろな色を見ていると本当に心が和らぎます。

日本の色の名前ってすてきです。日本人が持っている感性をとても感じます。これは私たちが忘れてはいけないものの一つだと思うんです。独特の感性をぜひ大切にしていきましょう。

日常を忘れる旅

たくさんの旅行客を見るたびに(自分のその中の一人なのですが)いったい、人が旅行する目的は何なのだろうと考えてしまいます。

私は編み物がとても好きなのでその地方で育てられている羊の毛から作られた毛糸を探すのが一番の楽しみですし、本屋さんをのぞくのも大好き。おいしいものを食べるのも旅の魅力の一つですが、これは歳を重ねるにつれて少しずつ後退しています。

シアトルのスタバ、パイクプレースマーケットでセルフィーを取りフェイスブックなどにのせ、携帯で次に行く場所への行き方を調べてまたセルフィーというのも一つの旅の目的なのでしょうね。ただ、混雑した場所で立ち止まり画面をチェックして突然歩き出す人々は歩行者の交通渋滞をまねいています。

最近ではぼーっとしながら日常を忘れる旅に出ることが多くなりました。ホテルの部屋で外を見ながら読書して、散歩に出たついでにおいしいコーヒーを飲む時間はとても貴重です。

そして、空、海の色の移り変わりを見るのがとても好き。絵心があってささっとスケッチブックに描けたらどんなに良いでしょう?

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100ドルのカウル、高いと思う?

ちょっと離れたところに住む友人からメールが来ました。

「どうしても作りたいカウルがあって、もうすでにパターンは買ってあるのだけれど、デザイナーが使っている糸を使うと約100ドルする。しかも、近所にその毛糸を売っている店がないからオンラインで買わなくてはならないから色目がはっきりわからない。どう思う?」

そのパターンとはAndrea Mowryの The Shift。使っている毛糸はSpincycle 色の移り変わりがきれいですが確かにお高め。

いやあ、そう言われても、というしかなくて、返答に困りました。すごく欲しかったら100ドル頑張って捻出してスタバのコーヒーを1ヶ月くらい我慢すればいいし、と思ったけれど、彼女はスタバのコーヒーは飲まなかったんだ、と思い出し、

「その毛糸を使わなくても自分が納得できるのなら他の毛糸で作ればいいと思うし、でも、それであとでなんとなく納得がいかなくてせっかく作ったカウルが気に入らなくなる可能性があるなら、100ドル出してしまえ!」とかなり無責任な返答をしてしまいました。だって、他の糸を使っても少なくとも50ドルくらいはかかります。

金銭感覚はそれぞれですからね。カウルに100ドルはかけたくなくても夕食に200ドルくらいかけるのはオーケーと思っている人もいるだろうし、逆の人もいますからね。

私はせっかく作るのなら自分が好きな糸でとつい思ってしまうので、それで毎月の毛糸代がかさむんです。
しかし、豪勢な食事に行きたいとも高級車に乗りたいとも、ブランドのアクセサリーが欲しいとも思わないので、これくらいいいかしら、というのが言い訳です。

借金をしないで自分が納得できる範囲ならお金はどう使おうとその人次第なんですよね。まわりの人がなんというとそれはムシ。だって、関係ないのですもの。

とは言っても、やはりお金の感覚の違いは友人関係に微妙な影を落としてしまうのも事実。そこはお互いに推し量りながら言葉は悪いけれど探り合うしかありませんね。これは毛糸を買う時だけでなくて食事に行く時だって、洋服を買いに行く時だって同じ。価値観がずれているとなかなかおつきあいも難しい。

さて、彼女がどういう返事のメールをくれるか少し楽しみ。

旅行の楽しみは?

旅行者を見ていると何を楽しみにきているのだろう? と思ってしまいます。じゃ、あなたは? と聞かれたら「もちろん、毛糸屋さん、ファイバー関係のお店めぐり、そして美味しいものを食べて、本屋さんに行って」と欲張りな気持ちが前面に出てしまいます。

美味しいものを食べるのもなかなか難しいのが実情。土地の名産とか、なかなかありません。メイン州のロブスター、太平洋側北部の鮭、カリフォルニアのワインなど、有名なものを除くと,まったくないとは言いませんがハイウェイ沿いに掲げられているレストランの多くがナショナルチェーンの名前。知っているレストランなら外れることはないだろうという安心感があるのかもしれません。

しかし、どこに行っても似たようなものを食べるのは芸がないので、できるだけその場所の人が経営しているレストランを選日ますが、そうは言ってもメニューはあまり代わり映えしないのが事実。バーガー、サンドイッチ類、サラダ、スープ、ピザ。長期に滞在しているときはだんだんに食べたくなくなり、そのときのお助け舟がチャイニーズであり、タイであり、ベトナム食。場所によってはこれらのレストランを探すのが少し難しい場所もありますが、それでも、少し遠くまで車を走らせればなんとかなります。

そして、一番のお楽しみは毛糸屋さんめぐり。趣味のお店を巡るのが楽しいのはきっと誰でも同じことだと思います。お店に入り、これまた、その地域の人が染めていたり紡いでいると出会うのは本当に楽しい!

今まで気づかなかったこと、そして地域地域での違いなど、新鮮な話がたくさん聞けますからこれぞ私の旅行の醍醐味です。

地域性を感じられるお店を大切にしていかないとどこに行っても同じでつまらない、となってしまいますものね。そして、そういうお店を大切にしていかなくては、と思ったら、やはりそこで買い物したり食事をすることが不可欠になりますよね。どなたもビジネスですから収益がなかったらお店を閉じるしかありません。予算があるのでそんなに豪勢な買い物はできなくても、思い出の一つとして毛糸1かせとか、買うようにしています。

タイトルを変えて気持ちも一新

しばらく私にとって編み物とはいったい何なのだろう?と考えていました。もちろん、いつもいつも編んではいましたが。欲張りな私ですからやりたいことはいっぱい。編み物、読書、旅行、ピアノ、そしてちょっぴり仕事とどれも捨てがたいものに囲まれている日々に不安感を抱いたのかもしれません。

編み物についてもいろいろ学び、もう少しきっちり打ち込めばいいものを、つい他のものにフラ〜っと行ってしまう自分に気がつき、本当に私はいったい何をしたいのだろう? でも、考えたところで答えは出ないし、まぁ、いいか。とりあえず真面目に好きなことにいろいろ取り組んでみようと考え始めたのが今年の初め。そういうこうしているうちに夏が始まりそうになっているので驚いているところです。なんと、時間が経つことの早いこと。

立ち止まっている場合じゃないんだ、と自分に掛け声をかけました。

そして、またブログを書くならタイトルも変えてしまえ〜と。

日頃思っていることなども少し書いてみたいと思っています。文句ばかりにならないように気をつけようっと。

後ろで流している音楽はKeith Jarrett 

今、読んでいる本は、The Templars by Dan Jones 十字軍に興味があります。というよりも、歴史の流れを見ていると非常に面白い偶然とか、「人間」が持っている欲望の姿などいろいろと興味深いものが読み取れます。ちょっと時間がかかりそう。

編んでいるものは Melanie Berg のWhiteout、レースに至るまでの長いこと長いこと。ひたすら表編みばっかり。手が疲れて肩も凝ってしまい大変です。しかし、始めてしまったからがんばらなくては。