木のボタン

友人のお店で編み物をしながらおしゃべりをしていたら男性が入ってきました。彼はボタンを作っているようで友人とも顔見知り。サンプルのようなボタンを持ってきて言うには、

「急いで車に飛び乗ってきたから財布を家に忘れてきちゃったんだ。車にガソリンを入れないと家まで帰れそうにないし、フェリー代も持っていなくて困っているんだよ。」

友人は

「そのボタン、全部買い取るわよ。ほら、ここにあなたのボタン、置いてあるでしょ。」

すると男性は

「そう言うわけにはいかない」と言うけれど、じゃぁ、どうやって家に帰るつもりなのでしょう?

結局、友人が20ドル札1枚を差し出して、ボタンを購入。それがこのボタンたち。

FullSizeRender

Madrone の木の枝を切って紙やすりで削り、穴を開けたものですが、見ていただけるとわかるように、木目が面白く出ているんですよね。さて、この木は北アメリカに多く生息するそうです。日本語ではいったいなんと言うのだろうと調べたら、「いちごの木」だそうです。確かに英語でもstrawberry tree と言うそうですから、あながち間違いではないでしょう。

男性の言葉が本当か嘘かはわかりません。でも、素敵なボタンを手に入れたと思えば彼の言葉の真実はあまり関係ないのかもしれませんね。

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