在庫の話

編みたいパターンを見つけて、さて、何色にしようかな、と思った時に実際に自分の目で見てみたい、と思うのはごく自然のこと。オンラインで注文しても「え〜、これ期待していた色と違うじゃない」と返品する人もあとを絶えないようです。

「注文」ー>お金の支払いー>配送ー>不満ー>郵便局へー>配送ー>返金ー>在庫に戻す

すごーくムダなステップをたくさん踏むことになります。一つ一つのステップでかかる費用はさて、誰が払っているのでしょうね。

ま、それはともかく、友人がお店の人をつかまえて

「この糸、欲しかったのに、あまり在庫していないから、わざわざ車で2時間走ったお店まで行ったのよ。もう少しいろいろな色、そして個数も多めにストックしてくれないかしら?」

別の友人

「確かにそうね。編み込みをする時に色のカードを見たところで隣同士に色を並べられるわけじゃないし、それにオンラインで画面で見た色っていい加減だし。ここのお店に来る客が他のお店に足しげく通うのはあなたたちにとっても嬉しいことじゃないでしょう?」

おお、言ってくれますなぁ。

お店側もスペースには限度があるし、その時の売れ筋の糸を多めに在庫として持ちたいし、また、糸を仕入れる時に全額、前金で支払うことを要求する納入業者、手数料を支払わないと配送してくれない業者といろいろいるようです。まとまって現金で支払い、それが売れてやっとお店にはお金が流れてくるのですからね。それまでに流動性がある現金を持っておかないとお店も困ります。売れ残ったらどうするの? という不安だって付きまとうでしょう。こうやって考えると、お店でどういう糸をどれくらい仕入れるかというのはかなり神経を使う仕事なのでしょう。

私たち消費者側は「きれいね、この色」とか「触り心地がすごくいいわ」とお気楽なことだけ言っていればいい上に、「もっとこの色の在庫が欲しい!」なんて文句までいうのですからね。いや、これ文句というより希望かな。こうあって欲しいなぁいう期待。やっぱり欲しい糸がある店に自然と足はむきますものね。

客だからといってなんでも要求して良いということではなく、店側も、どういうサービスを客は望んでいるのか考えなくてはいけませんね。ただ、権利を主張する人が増えている今、お互いにベストな何かを得られる関係でいられるというのがだんだん難しくなってきているような気がします。

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