編み物はは指先を動かします。また、まっすぐに長方形のマフラーを編むにしても、どういうスティッチを使うかを考えたり、模様と目数、また段数に注意をはらわないとできあがったときに「?」と思う可能性も大きいです。そう、集中力が要求されるんですよね。
これがまた、三角形とか、半円、三日月型などとなると、あちらこちらで目数を増やしたり減らしたりと気が抜けません。もっとも、目数などに注意をするあまり、ついつい肩をいからしてしまい肩こりなんてことにもなりませんからそこは気をつけなくてはいけません。
さらにです、模様編みで例えば12目の繰り返し、なんてなると、少し模様を記憶できればいちいちパターンを見なくてすみますよね。ほら、記憶力もここで鍛えられます。ちゃんと正しい目数もないと模様がずれてしまいますよ。
編むときに大切なのがゲージ。例えば、編みたいパターンが20目で10センチとして、自分のゲージが22目あったら、それが何センチになるかは基礎的な比の問題となります。電卓を叩くのもいいですが、昔のように筆算をするのもちょっと楽しいかも。
編み物はまるで時間つぶしではないですが、単なる手慰みものと考えられがちですが、そういう印象を変えていかなくてはなりませんよ。ちゃんとしたアートだと思いませんか?